CHOFU製お掃除エアコンクリーニング
午後はお掃除エアコンです。
今月6日に,玉村町角渕のN様からエアコンクリーニングのご注文をもらいました。壁掛けで「内部クリーン機能付き」とのことです。
N様には浴室のクリーニングに呼んでもらったことがあります。…もう一度呼ばれたことがある気がしたのですがいつだったか。失礼しました。今年の1月だったんですね。去年以前のデータを調べたので見つからなかったようです。1月は半日オーダーメイドのご注文でした。毎度ありがとうございます。
Nさんがエアコンの外観と銘板の写真を送って下さいました。確かにCHOFU製です。型式はRC-6333HV(2010年)。取扱説明書にはたどり着けませんでしたが,CHOFUブランドでフィルター自動お掃除のエアコンがあることや,中身はダイキンや東芝らしいことが分かりました。
到着すると,エアコンは稼働中で,Nさんはお子さんと一緒にいらっしぃました。かなり外が暑かったので,別のお部屋に退避してもらいました。
そのRC-6333HVの外観と設置状況。右直貫通の配管で左と天井が近い設置です。天井側は何とか化粧板固定のツメに触れて良かったですが,バケットボディーを据え付け版から外すことはできません。
化粧板を外すとダイキンです。ただ,基板の左手部分が枠のみになっていて,ストリーマ(イオン発生装置)やうるさら用ファンはついていません。
お掃除ユニットも簡単に外れます。ホコリが裏側まで行っていましたが,カビの発生までは進んでいませんでした。
残念ながら分解程度はここまで。ルーバー関係のモーターアセンブリと,ファンモーターのコア部分を抜きました。ファンは抜けませんし,左右風向き板も残るので,洗いにくいです。いつもより水圧控えめにして,長時間洗うことにしました。キレイになったのですが,お手入れ後の写真を撮り忘れました。
復元しながら撮った写真を数枚。ファンモーターは電磁石がむき出しで,中心に軸受けを持ったいわばモーターの「中身」です。構造的に熱交換器側から水は入らないのではないかと思いますが,配線を引き込む部分に水分が入るのは避けたいので外しました。3つの緩衝ゴムが使われています。簡単に抜き差しできます。その外側には円形のカバーがありますが,爪を意識すれば脱着できます。
上下3枚と左右用のルーバー駆動はこの組品が担当します。右側と壁側に小ねじが2本。これも脱着しやすいです。作業に干渉するので,ドレンホースを外した状態で。
さてこの型は基板からプラグを抜き差しするのではなく,電源部付近でコネクター接続しています。柄で差している部分に,切ったら復元できない結束が使われていて,「基板のプラグは外すな」と指定しているのが分かります。
シャープ様,結束バンドは無理繰り配線をまとめたり収めたりするために使うものではありません。それは応急処置や一般家庭での露出配線の考え方です。「ここはまとめたままどうぞ」とか,「この位置まで戻せ」とか,「ここは外さないで良い」という場所に使うのが設計だと思います。
コネクタ部分は,電源部裏にあるわずかなスペースに押し込んであります。基板を見た段階でコネクタがあるらしいとは思いましたが,3系統も入っているとはわかりませんでした。それに気づかせたのが先ほどの切ってはいけない結束です。
Nさんは暖房にも使うけれど,加湿機は使っていないそうです。冷房シーズンになると,稼働時間が長いのかもしれませんね。お掃除エアコンは,フィルターはきれいにできても(キレイにできていないけど),カビの発生は抑制できないし,ファンから汚れればお手上げです。
リビングのエアコンにはいいものを,と思って高級機が選ばれるのだと思います。エアコンクリーニングをしていると,リビングこそ安くてシンプルなエアコンをつけてほしいと思います。何度も書いていますが,ダイキンと東芝はドレンパンが外れないので,シンプルなものでもメンテナンス性が悪いです。洗いやすいのはパナソニック,三菱電機(霧ヶ峰),個人的におススメは富士通です。
手間がかかるのですが,構造が分かりやすいので順調でした。分解が限られていたので,試運転で暖房して中を乾かします。ファンモーターが強力なのか,風力を最大にするとすごい風が出るんですね。さらに冷房に切り替えてお部屋を冷やしてからお引き渡し。
N様,たびたびのご注文をありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
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