十代のころから山登りに親しみました。尾瀬から始まり,谷川岳,先輩に先導されて苗場山,北アルプスへ,白馬の頂上で巻きずしを作ったけど米が硬かったとか。祖母谷温泉までの長い長い下り。合言葉は「温泉,ビール」。尾瀬には無理をしました。夜中に出発し,尾瀬ヶ原の真ん中で朝を迎え,お昼には前橋の自宅に戻る。日帰りで自宅と三条ノ滝往復みたいな。先輩から帆布のテントを借りて強行した,山の鼻で雨の宿泊,次の日富士見峠の無人小屋の広場でテントを干した時の開放感。
大変だった,つらかった時の経験ほど後になると輝きます。
2007年に子どもが生まれて3年,モンベルの子どもを背負えるザックを使って尾瀬山行。記録を調べてあれは2010年春だったのかと,それ以来尾瀬に行っていなかったことに気づいた次第です。僕としては特に外国人夫婦でこのスタイルの登山を見ていた気がするのですが,子どもを背負った登山が珍しいと感じられたのか,すれ違う方から皆に声をかけられた記憶があります。2010年6月の尾瀬。
それから4年も過ぎていたんです。子どもの運動会の振り替え休日で月曜日が休み。台風が来るか来ないかの騒ぎも重なり,天気が危ぶまれましたが,好天の予想。久しぶりに行ってまいりました。
いつも遊んでもらっているSeiおじちゃんに負ぶわれている証拠写真も。紅葉は始まったところ。思ったより人が少なく,大変気持ちの良い山歩きでした。