部品が落ちてきたエアコン
先月18日に洗ったエアコンです。次の日に,部品が落ちてきました!と連絡がありました。やはり持たなかったか,という感じです。
型式はCS-406VB2,ナショナル2006年製です。もともと左右の風向き板を外すのが怖い設計なのですが,今回は外すとほとんど全部の爪が壊れていきました。特に真ん中と端の両側の爪が重要で,2個あるうちの右側は何とか戻せたのですが,左側は端の爪まで欠けたので,保持しようがなくなりました。
事情を説明して,取り付けないで帰ることも考えましたが,とりあえず貼り付けて帰ってきました。でも,持たなかったんですね。
ナショナル・パナソニック製品も,部品の取り寄せが厳しくなってきました。それで,展開図だけお願いし,必要な部品に目星をつけてから,友人の電機やさんに頼みました。直接頼むより時間はかかりますが,揃いました!
そんなわけで,取り付けてきたドレンパンを含むパーツ。
経年変化による部品の劣化が関係しているので,対応できるかどうかは個々のケースで違います。これまでの継続的なお取引のあるお客さまでしたので,交換しました。
そんな4枚の写真。
まるで自分には非がないという言いようです。実際そう思っています。この場合は,一つ爪が欠けた時点でルーバーをいじるのをやめるべきだったのでしょう。洗う側は大変でしょうが,全部残したまま化粧板が外せますし戻せます。このまま外して洗ってもらえばいいのです。その判断が出来なかったのが失敗です。そういう失敗の上に成り立って,もっと良いサービスが提供できるのだと思います。
T様,おかげさまで,そんな勉強をさせてもらいました。
この年代の松下製の機種は、上下風向ルーバーの劣化が悩みですね。Ryoさんの画像に写っている部分や、モーターの軸受けのところも金属補強されていないので、ステップモータは案外丈夫なのですが、ルーバー板側が割れてダメになってることが多いです。毎回発注するのは大変なので、自分はまとめて何枚かストックしています。VBもTBも左右風向ルーバーなしで、上下風向ルーバー板だけならば一枚数百円なので、将来使うことがなくてもいいかなと。フロントグリルのヒンジも折れやすいので予備を持ち歩きたいところなのですが、大きくて邪魔だし、折れていても落ちて来なければ機能的に問題はないので、自分が破損しないように注意さえすればいいのかなと思っています。
>まとめて何枚かストックしています。
賢い方法ですね。この日のクリーニングの後,また別の2台のご注文があってやってきたのですが,樹脂の劣化は感じられず,問題なく脱着できました。
陽が差すなどの理由で紫外線劣化が起きている感じのモノは色で分かります。今後はルーバーを外さず化粧板を外すも試そうと思っています。