キッチンと浴室
先月半ばに11月19日に半日オーダーメイドを頼みたい,とご注文メールを下さった安中市にお住いのI様。ご住所からもしかしてリピートオーダーかと思ったのですが,電話帳にないお名前です。
お返事をして料金のご案内をすると,昨年頼んだことがある,その時は旧姓の苗字だったと書かれていました。そういえばまだ家具などが入っていない状態でお掃除しましたね。オーダーメイドのサービスはリピートオーダーの場合お得意様料金になります。
今回のご希望はキッチン周りと浴室です。いつもの通り二手に分かれて始めます。キッチンはプロペラ換気扇の奥側や,扉表や取っ手,シンクまわりのステンレスなどに手を入れることになりました。
弟の担当の浴室。
埋め込み換気扇やエプロン内は,戻してしまうとわからないので,弟が写真を撮っておいてくれました。
シャワー混合栓や扉は水あかを落してさっぱりさせます。
床の着色は,洗剤を塗り置きしてほしいということでしたので,今回はさび取り剤を塗っておきました。
キッチンは僕の担当。レンジフードは,キッチン棚に組み込まれています。中はステンレスを板金加工したもの。
プロペラ換気扇は,丸ごと洗いました。きれいになったと思ったのですが,コンセントを挿すと漏電ブレーカが落ちます。結局ひも式スイッチの板バネ付近の汚れや水分が原因でした。2重に囲まれた樹脂ケースの中にあったので,柔らかくなった汚れが入り込み,短時間の乾燥では間に合わなかったのでしょう。
その部分を開いて,しっかり洗って乾かしたら使えるようになりました。ところが今度はシャッターが開いたままになりません。板バネ付近に細工があり,たぶんそこに小さな樹脂パーツがあったものを洗い流してしまったのだと思います。
プロペラ換気扇本体を交換する事にしました。近くのホームセンターで買ってきて取り付けたのですが,下部がフード内に収まりません。フードの油だまりまでの寸法が極端に短いです。これまで入っていたプロペラ換気扇は,化粧板の上下が同じサイズでしたが,買ってきたものは油受けが別になってい下部の方が大きいです。
Iさんは既存のスイッチ部分を交換するのはどうかとおっしゃるのですが,同じ型が見つかるか,また部品を取り寄せられるかわかりませんし時間もかかります。ですので,換気扇本体は新しいものを使い,既存の化粧板をはめることにしました。上の爪に掛けるための開口部を作ってはめ込むと,一応枠にはまります。ですが下部は甘いはまり方で,簡単に外れます。化粧板に小さな穴をあけて結束バンドを使い,フレームに縛り付けました。化粧板を外すには結束を切る必要があります。
1時間半ほどもかかったでしょうか。夕食の準備の時間に,大変長らくお待たせしました。先回は浴室扉のアルミ板を変色させてしまいましたし,今回は換気扇を使えなくしてしまいました。申し訳ありません。何か歯車が狂っています。もし次があったら,ミスなく気持ちよく仕上げたいです。I様,御礼とお詫びまで。
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