フロア材 シリコンコーティング

2008年7月末にシリコンコーティング施工させてもらった中居町I様邸。5年ぐらいメンテナンスフリーとお話ししていましたが,そろそろ5年になるのでと昨夏にご連絡いただきました。状態を見せていただくと,被膜に問題はなかったのですが,壁際に近い部分に剥げている場所があります。奥様のお話では掃除機が当たって取れる気がするということです。そうですね,掃除機のフロアノズルのプラスチックタイヤの位置と考えるとぴったりです。

夏にコーティングは厳しい(汗をかく,表面乾燥が早く塗り筋が出やすい)ので,来年の気候が良くなる時期にとお話ししました。先月お電話いただいて5月末のご予約。今日が施工日です。梅雨に入ってしまい,湿度が高いのがネックですが,暑いよりはいいでしょう。

まずは壁際の部分的に剥げているコート剤を剥がします。1枚刃を使うとカリカリと剥がれます。これを塗った時,刷毛塗りで塗布量が多かったのかもしれません。ほとんど問題のない部分もありましたが,全体に刃を当てて簡単にはがせるものは剥がしてしまいました。刃物を使ったあとは,サンドスポンジでマッサージ。段差を目立たなくしておきます。壁際の様子と玄関作業前の写真。

コート剤の壁際が剥がれている

洗浄はコンポジットパッドゴールドでポリッシャーがけ。洗剤を使ってきちんと油分を取り,表面を研磨できると思って選びました。場合によってはSPPでもいいかなと思っています。湿度が高いのでお昼休憩をはさんで乾燥させます。

3Mの黄色で巾木を養生。これは明日剥がしにこようと思っていましたが,Iさんがご自分たちでやって下さるそうです。お掃除前の家具の移動も済ませて置いて下さるので恐縮です。

もう一枚は洗浄後の床と,コート剤塗りたての床。塗りたてで当然ピカピカですが,シリコンの場合はほとんどこのまま仕上がります。

フロア材洗浄後,コート剤塗布後

作業が終わるころ,Iさんは,「せっかく重い家具を移動してあるので,今のうちに壁紙を洗いたい」とおっしゃいます。面積を計って見積りもできますが,1日オーダーメイドでできるところまでとご提案しました。後日また伺います。

考えてみると,当店施工のフロア材への再コーティングは初めてでした。(他店の応援では経験済みです。またリノリウムへの再コーティングは何度かやっています)。勉強になりました。

コメントを残す

日本語が含まれない投稿,短い投稿は無視されます。(スパム対策)

サブコンテンツ

このページの先頭へ