ダイキンお掃除機能付きエアコン
K様には,この何年か何度も呼んでもらっています。毎度丁重に対応してもらって恐縮しています。今回はエアコンクリーニングのご用命でした。「エアコンの目に見える部分に黒いカビを発見して、とても憂うつになりメールしました。急ぎでクリーニングをお願いしたいと思います。4年前と同じ、お掃除機能付きのダイキンです」。
お盆過ぎから当店はプチ閑散期を迎えております。メールをいただいたのは先月末,在宅ワークで家にいる本日9/2をご希望です。近日中の空日程を埋めてもらってありがたいです。
暑さを心配されていましたが,雨模様で25度程度,涼しいくらいです。駐車票のこともあって,行きも帰りも外まで出てきてもらっています。
お部屋に案内していただくと,エアコン下作業面が広く開放されて,カーテンも寄せられています。ダイキンはパーツが多いので,作業面積が広いのは大変助かります。毎度ご協力ありがとうございます。
17年5月に一度洗ったことのあるF50LTRXP-W,ダイキン2010年製。吹き出し口左右に小さな羽根があるのが特徴です。
Kさんが,フィルターのお手入れの時に欠けてしまったという,黄色いパーツを見せてくれました。ロール状のフィルターを回転させる歯車がきちんと噛むように抑え込む部品です。残っている部分で何とか役割を果たしているらしく,フィルターは回転しています。
ここまでは簡単に外れます。
私どもに信頼を寄せて下さるKさんのことですし,この頃いくらかダイキン慣れしてきたこともあって,すごくスムーズな作業をイメージしていたのですが最初に躓きました。
化粧板が外せない(汗
富士通に比べるとダイキンのフルカバーの方が外しやすいです。ところが天井が近い場合は,難易度が逆転する気がします。先回の記録を見ても,そんなことは書いていません。結局,室内機を据え付け板から外して,壁側から化粧板を浮かして外しました。泣けてくるのは,外せたと思って戻すと,また爪が入っている時(涙
30分ぐらいロスしたでしょうか。やっと次の段階に入れます。こちらがお掃除ユニットのフレーム。右側のフィルター抑えが欠けてしまったんだそうです。これは弟が接着剤を使って何とか復元しました。
無事にボディーも降りて,熱交換器を高圧洗浄します。
そう言えば先日も見かけた不織布の腐食。分解中に紙吹雪のように落下しました。配管の材料である銅が結露,アンモニアが発生して不織布がもろくなる現象と思われます。
配管継ぎ手の部分は断熱材が裂けていますので,接続が終わったら密封する必要があります。密封が重要で,それでも結露した場合に備えて蒸発を促す不織布を巻くのだそうです。
上下風向き版は1枚物ですが,回転動作をします。左右にも羽根があり,左右風向き板も制御します。ドレンパン下に,こんなユニットが取り付けられています。この左右風向き板や,上下羽根を保持するアームが真っ黒にかびるので,漂白除菌が必要なのですが,モーターがあっちこっちに仕込まれているので外さないと洗えません。弟の担当です。
それから,ダイキンあるあるですが,結露を繰り返す場所にあるため,駆動モーター内部に錆が入るようです。動作は正常ですが,おもちゃの時計のように「チッチッチッチッ」と音がします。型番を控えたので,どうしてもという時は交換しましょう。
ちなみに,エアコンは室内全体の空調のための機械なので,実際には上下左右の羽根なんて固定でいいのです。手動で調整する羽根,室内のどこかにサーキュレーター,これが一番です。
脱線しました。
下部ボディーとファンも,下ろして洗えば隅々まできれいになります。
つい先日書いたばかりですが,当店が対応していることをご存じでPayPayでのお支払い。確かにスマートです。振り込みと同じだと思うのですが,領収証はお渡ししております。
Kさんはまた車まで付き添って下さり,駐車票を回収,またまたお土産付き。お気遣いありがとうございます。また年末も頼みたいとのこと,カレンダーをアップしましたので,ご検討ください。K様,毎度ありがとうございます。
コメントありがとう