浴室の仕上げと壁面
先週に引き続き,O様邸の浴室と,壁面のお掃除をしてきました。
今回浴室は,お掃除といっても水あか落としのみなので,研磨剤は使いましたが,洗剤は使いませんでした。
朝伺うと,浴室も,壁面をやろうとしている階段部分も準備が整っています。ありがとうございます。僕の方は早速先回の修正から。写真を撮った時には気がつかなかったのですが,シャワー混合栓の下部には取り残しがありました。作業中はスクイジーで切って確認しますが,完全に乾いてから,あちこちななめ目線で見ないと分かりません。
その後,シャワーのしぶきが飛ぶガラス面。最下部以外は意外にスムーズに取れました。アフター画像は夕方雨が降り始めていくらか外に雨粒があたっています。
あとは光沢タイルの壁面です。柄のある濃色で,水あかが取れると濡れたようなつやが出ます。こちらはアドバイスをもらったので一工程入れました。三枚刃です。触ると分かるほどのうろこなので,まずは三枚刃でスクレーピングです。僕の道具ケースに入っている三枚刃ホルダーには,強化ガラス用の刃が装着されています。通常の三枚刃に比べると厚みがあるというか硬い感触です。それでも傷はつきません。もちろん流水下での使用です。
途中で三枚刃を床から拾うときに刃に指をかけてしまいました。左の薬指が犠牲になりました。くれぐれもご注意を。でもこのひと手間で,パッドが早くタイル面まで当たるようになるのでしょう,能率が良くなりました。
最初にこの浴室をさせてもらった時,水あかが想定より硬かったことと,時間内で結果を出したかったため,いくらか傷が入りました。人造大理石の浴槽ヘリと,その外側のタイルです。タイルはダイヤパッドを念入りに当てることで目立たなくなりました。浴槽の方はコンパウンドで磨いてみました。写真ではかなり改善して見えますが,どちらももっと戻せると思います。方向性はつかんでいるので,今後の課題です。
さて,弟の方は午前中階段の壁面と階段面の洗い,午後は事務所の壁面です。この壁面は薄手のクロスなのですが,艶けし白で,手触りは塗り壁です。ピアと過酸化水素水を使ってのクリーニング。Oさんが汚れ落ちを観察されて,「感動した」とおっしゃいました。天井には手を付けていないので,反射の関係で壁の天井際に取り残しを感じるのですが,反射が無いところでは上まで真っ白です。
築5年を迎えて集中的に進めてきたメンテナンス。今後は隔月ペースで入らせていただきます。内容は「お任せ」です。O様,今後ともよろしくお願いいたします。
コメントありがとう