シャープダストボックス形式お掃除エアコン
中居町にお住いのK様から,最初のお問い合わせがあったのは今月初めでした。ご希望日が埋まっていたので流れたのですが,再度のお問い合わせが7日。空いていた本日午後を予約してくださいました。
型式はAY-C22EX-W,シャープ2013年製。初めて遭うのですが,換気機能がなくダストボックスタイプのお掃除エアコンです。パナソニックもダストボックス式を出してきていますし,掃除機タイプはなくなっていくのかもしれません。
それでも各社のエアコンを洗っていて歯がゆいです。良い作りはかなり絞られています。まずフィルター自動お掃除機能とイオン装置と換気機能は要りません。それよりも,分解しやすい,洗いやすいエアコンを目指すべきです。
ボディーは下部がごっそり降りる富士通構造がベストです。基板は左向きソケットで手前側1列に並べるのが良いでしょう。左右風向き板は左右独立していればよく,モーター駆動は不要と考えます。ドレンホースの接続は霧ヶ峰方式がベストです。
エアコンは基本的に成熟した家電ですから,リモコンの使いやすさ,体感的な気持ちよさ,動作の静かさなどを追及してほしいです。付加機能を競い,実際の利用環境では得られない効果をイメージさせる宣伝にお金をかけるのは,ユーザー不在,メーカーのエゴだと思うのです。
脱線しました。
メールをくださったのは奥様で,今日対応してくださったのはご主人です。メールにあった猫ちゃんは怖がりらしく,私どもが入っていくと目にもとまらぬ速さで逃げました。ドアの開閉は気を付けます。
ダストボックス式お掃除エアコン,AY-C22EX-Wの外観とグリルを開けて見えるダストボックス。
特に基板部分をカバーしている右側は外しにくいです。下部はぴったりはまりすぎて,爪も入らない感じです。まずは上の爪を押し込みながら外して上部に隙間を作り,その後両側をもって引っ張るような感じでしょうか。天井との間隔が重要です。
シャープの配線方法は苦手です。いまだに結束バンド頼りです。
空中や室内機内部のばい菌を退治するはずのプラズマクラスター発生装置。
イオンを空中に放出するためには良い場所かもしれませんが,冷風が当たるので,結露してかびる部分でもあります。かびると今度は胞子を飛ばしやすい位置とも言えます。
そこが汚れることは認知されているらしく,お手入れ用のブラシがセットされています。ある意味親切です。
ドレンパンが外れるのは助かります。両側のビスを外すと落ちてくる感じは怖いけど。
フィルターをキレイにしてもファンが汚れて来たらお掃除エアコンはお手上げです。もっとも熱交換器を見ると,フィルターのお掃除もあまり得意ではないみたいです。
換気・掃除機方式ののフレームに比べて,構造は簡単になりました。まとまっているモーター類とセンサースイッチを外して丸洗い。
当店はシャープとパナソニックのお掃除エアコンの料金を高く設定していますが,ダストボックス方式に変わったシャープなら,その必要はなさそうです。
3時間かからず順調に終えました。K様,このたびは当店へのご用命をありがとうございました。
お疲れ様です!
・・・ある意味親切です。 ←爆笑
シャープのエアコンは買った時点で失敗だと思います。これは購入されたお客様をばかにしているわけではないのです。洗濯機は良いと言っています。得手不得手というのでしょうか,分解クリーニングを判断基準とした場合,洗濯機は良く,エアコンは「あり得ない」設計だというだけのことです。