新型コロナの影響で5月初旬に営業中断していたお店を,若い方たちが11月初めの再開を目指して動き始めたんだそうです。これまで定期清掃を請け負ってきたビルメンテナンス会社から,業務用エアコンクリーニングで手伝ってもらえないか?と打診がありました。
天井埋め2方向や1方向がメインで,全部で24台あるそうです。当店未経験の厨房用の天吊りも3台あります。結局,他にも小型の天井埋めビルトイン3台が見つかり,もしかしたらあれは壁埋め?っていうグリルもあります。
朝9時に現地集合で,一番奥の大広間から始まりました。1日8台を目指して,できれば3日間で,予備日1日の日程です。途中で3台増えたので,延長確実です。班長のKさんが写っています。仕事が早いです。
天井埋め1方向。SGP-SLH71J1,サンヨー製品です。それにしても4方向なら3台で済むのに,1方向6台を使うのはどうしてかと思ったのですが,建物の切妻構造を生かして天井をアーチにしたからなんですね。
こちらは増築部分なので,初めての分解クリーニングではないかということです。流れ作業なので,洗い終わった熱交換器を撮るタイミングを逃しました。今回①下処理②ピアによる高圧洗浄③ハイプロックスアクセルによる除菌洗浄④すすぎの工程で洗っています。
この幅の2方向は比較的お手入れしやすいです。SGP-SSH28J1N,サンヨー2004年製。
この場合も1次側の方が汚れています。かなり広い配管取り回しの空間があります。
ファンとドレンパン
今回のエアコンは大型マルチシステムで,一つの壁付けリモコンで4系統10台以上が動きます。屋内配電盤には室内機電源というブレーカと,別の動力系統配電盤には「エアコン」というブレーカがあります。
Kさんのやり方でなるほどと思ったのは,ある程度進んだらいったん復元して動作確認することです。こうすることで,確実に進めている実感を持てます。
当店の方針と違うと思った面もあります。同じ型だから混ざっても構わないのですが,当店はやはり1台1台パーツもネジも分別してやって行きたいと思います。また,持ち込んだものは,どこか1か所に管理されている状態を保ちたいです。特にエアコン下は広く空けておいてほしいです。養生シートの上はきれいにしておきたいです。
僕はそれでもかなり耐性がある(自分も散らかすタイプ)なのですが,弟はストレスだったようです。こうして時々別の業者さんと作業することで学べることや再確認できるものがあります。また来週も続きがあるので楽しみです。