いつもお世話になっているI様(大工棟梁)から、昨日14時ころ、SMSを使った問い合わせ。「月曜日か金曜日で祖父の家のエアコン2台をお願いできますか?」。
明日月曜日も行けますし、今度の金曜日なら午後行けますとお返事しました。その後、1台はお掃除機能付きであること、住所やお名前を伺って予約が確定しました。日程が空いていて条件が整えば午後のご注文でも、次の日の朝伺えることがあります。
今日も暑くなりました。Iさんのお母さまが、気さくに対応して下さいます。当初おじいちゃまもいらして、「よろしくお願いします」と慇懃な挨拶をいただきました。
エアコンを見せていただくと、1台はパナソニック汎用機。奥の和室にはパナソニックのお掃除機能付き。せり出しています。
風向き板(ルーバー)は、上下の関係で3段構え。中段は左右分割です。左右も振るっていて、中段と下段に左右独立で4構成。日立もそうですが、一体何を考えているのか?エアコンはお部屋全体を空調するのですから、上下1枚で十分。左右はなくてもいいくらいで、循環のために別途サーキュレータを使うのが良いのです。
化粧板を外してびっくりなんじゃこりゃ!!
基盤が正面に来ているのは扱いやすいですが、なんだか散らばった印象です。金属製のふたを外しますが、そこから外す必要があるのはファンモーターのプラグだけ。電源部系統は外しやすいので、ACコードを納めたまま洗いたい場合はいいかもしれません。
よくわからなかったので、基盤を分離せず、「オートクリーナワク」部分のみメンテナンスしました。きゃしゃであちこちの爪が関係した作りで苦手です。
初めてで驚いたのはドレンパンの左右に装着されたモーター類。数えてみたら右6個、左4個。特に右側は、外側を外すと、さらにビスを使わずに保持されているモーターが出てきます。左右風向のためのアームがぽろっと取れるのですが、左右で取り付け方が違い、天地もあるので焦ります。これは実験してみるのが良く、天地が違うと羽根側に嵌らないのでわかります。
ここからがエアコンクリーニングです。
組み立ててから動作確認すると、フィルターを巻くモーターが止まりません。30分ぐらいかけていろいろ試したのですが、差し込みがうまく行っていなくて、フィルターの奥がきちんとリミットスイッチを押していなかったのではないかと思います。冷房が効いていたのは良かったですが、寝室ですから、ずっとカタカタ音がされていたらたまりません。正常運転のめどが立ったのが12時30分。
そのまま次に移ります。2台目は書斎のCS-252CF-W、2012年製。2.5キロタイプのエアコンですから、1台目と能力は同じです。ただCXの方は内外機とも熱交換器に物量投入されているので、運転開始時の冷気が強力でした。
こちらはあっさりと進みます。試運転開始が13時5分。
お母様が何かと世話を焼いて下さり、いくらか凍り始めた冷たい飲み物を3回も出して下さいました。1台目の紙フィルターの交換なども意欲的に情報を取り入れていらっしゃいます。アマゾンやヨドバシからの取り寄せも当たり前のようにご存知です。
お庭には外水道の位置に手漕ぎ式の井戸ポンプがありました。現役だし、冷たい水が出るそうです。この家を建てたころは水道が来ていなくて、お父様がご自分で井戸を掘ったとのこと。透明で冷たい水が汲める井戸です。いいものを見せていただきました。
ということで、4時間半ほどかかりましたがエアコンクリーニング完了。I様いつもありがとうございます。