昨日のM様邸の続きです。今日のお話では,リビング用に設置されたエアコンはサブ機で,今日洗う隣接の部屋に設置されたエアコンをメインに使っているそうです。
リビングのは「これでもか」と思うくらいいい場所に設置されていますが,それゆえに「風が当たる」と敬遠されているそうです。リビング設置の5キロのエアコンに比べると,能力的にも劣る隣の部屋の3.6キロのエアコンがメインなのです。リビングは吹き抜けの大容量ですから,完全に能力不足です。
家を建てるときは,かなり考えて設計することでしょう。まして超一流のハウスメーカーです。それでも,ユーザーの使い方はほとんど想定外になることがあります。
もっともMさんは,家はお手入れするもの,というお考えで,何か気が付いたり,不具合を感じたりするとメーカー担当者に気軽に電話をされます。変な言い方ですが,その経費をいとわない方なので,部外者から見ても大事にしたいお客様です。
前置きはさておき,今日のエアコンの外観と設置状況。吊戸棚の下に配置されているので,背伸びしなくても天井面を触れる高さに設置されています。今日の室内機型式は,CS-369SXB-Wです。
他2台はお掃除フレームはキレイでお手入れとしては拭くだけで十分でした。今日のは特別。
クリーニング前の点検で,タイマーランプが点滅していました。なにか先回のお掃除で不具合を起こしていたのでしょうか。パナソニックの提供情報でリモコンを使って診断しました。方法Bでエラーを見つけました。H51,フィルター掃除ノズルロック異常です。
これは比較的簡単に原因究明しました。Mさんが近くにある仏壇のお手入れ用のホコリ払いをエアコンの天井側に置いていたからです。ご主人は毎日お仏壇に手を合わせる方で,仏壇の上にホコリ払いを置くのに抵抗があったらしく,「そこに置くな」と言われて手近で目立たない場所ということでエアコンの上になったそうです。
昨日書いたように,パナソニックのお掃除機能は,掃除機ノズルを動かしますから,障害物があるとエラーを検知するのです。
クリーニング前にエラー履歴を抹消し,クリーニング後に診断するとH00,エラーフリーになりました。Mさんにお願いして,ほこり払いは,隣の壁掛けのテレビの裏側においてもらうことにしました。
お掃除フレームからいろいろ外し,漂白洗浄をしました。熱交換器のフィン側面もきれいになりました。ファンとドレンパンはさすがに汚れていました。
フレームのお手入れを含めても2時間半で仕上がりました。パナソニックのお掃除フレームの構造は製造年で微妙に違います。いつでもうまくいくわけではないのですが,私どもも少しづつ進歩していると思います。
また年末も早めに連絡しますね,とMさん。普段の窓ガラスと浴室2日間のほかに,外壁の洗浄を追加予定です。
お見送り付きで撤収です。M様,まいどありがとうございます。