伊勢崎市山王町にお住いのK様からお電話でのご注文。「エアコンの調子が悪くなって点検してもらったら、クリーニングが必要だと言われて…」。
不具合の内容をお聞きすると、設定温度高め27度程度にしていても室内が25度くらいまで冷えていたそうですが、突然冷えが悪くなり、設定温度を下げないと冷えなくなったそうです。
室内温度センサーがホコリなどで感度不足になったとすれば、それをお手入れしてあげれば治るはず、と思うのですが、サービスマンの意見ですからね。僕の方としても腑に落ちないものを感じながら向かいました。
さてKさんには2016年6月に初めての注文があって、今回が2回目です。その時のエアコンだと思って伺ったのですが、更新されていました。もう一台のCS-257TB-W、ナショナル2007年製は変っていませんでしたが、もう一台のシャープが更新されていました。
2016年に洗ったのは、AY-T28SBC。たぶん2006年製。覚えている方もいると思いますが、なぜか左に基盤があり、しかしファンモーター、ルーバーモーター、LED、受信部、室外機へのFケーブルは右にあります。ですからドレンパンの外側と、壁側ボディ下部に無理やりハーネスがはめ込んであります。おそうじ機能も換気機能も付いていないけれど、外すのも戻すのも面倒です。
それが、AY-N28D-W、2021年製に更新されていました。ドレンパンも独立していそうだし、やりやすいかも!と期待しました。
残念、やはり2時間かかりました(汗。
ドレンパンに来ている配線たち。上下羽とプラズマクラスターの2系統は定番ですが、それに左右羽関係が増えているようです。
プラズマクラスター発生装置自体は、やや大きめになり、カセット状で簡単に外れますが、その電極の小さな基盤が隠れています。まあ、単純な通電なので外さず洗っても乾けば大丈夫だと思いますが、心配なので外します。
当店としては、プラズマクラスターは単品の空気清浄機で使う方が良いと思うし、エアコンの風向きは上下だけモーターで動けば十分と思っているので、こんな狭いところにいろいろ組み込むのはいかがなものかと思います。
壁に残った熱交換器とボディ。
ファンとドレンパン(ドレンパン付属品)。
ファンの様子から、風量が落ちていたと考えられます。熱交換器は冷えているけれど、肝心の風量が十分でないため、「熱交換器が冷えすぎ」と判断され、冷房に制限がかかるのではないでしょうか。
2台目を洗っているときに、「良く冷えています!」と喜びのご感想をいただきました。良かったです。