先月28日,片岡町にお住いのT様から,お問合せが届きました。「エアコン2台からカビ臭がするので、クリーニングをお願いいたしたく、メールさせていただきます」。型式(F25PTES-W,F50PTEP-W)と複数のご希望日も書いてありましたので,お返事も明確になります。
いつもの通り,エアコンクリーニング時の注意点をお知らせすると,ご注文。その後床から写った写真も送って下さいました。左右に余裕のある設置です。珪藻土壁面だそうで,飾り梁や腰壁が写っていて素敵なお住いだとわかります。この感じだと左下に抜ける隠蔽配管でしょうから壁掛けオーバーホールも比較的楽でしょう。
「F50のほうが少し高く、エアコン下部から床までが235センチほどです」。と的確な情報を書いて下さいました。持参する脚立は5段150センチの方が良いでしょう。普段車に載せていないので,教えてもらえてありがたいです。
本日行って参りました。ちょうどご主人と息子さんがお出かけで,Tさんと娘さんがいらっしゃいます。娘さんは興味津々です。F25が奥のダイニングに設置されていたので,そちらから始めさせてもらいます。キッチンにもこちらに向いたエアコンがあり,稼働中。作業中もエアコンが効いているのはありがたいです。
ダイニングのエアコン。F25PTES,ダイキン2013年製。次のF50を含め,シンプルなエアコンを選ばれて良かったですね,とお話しすると,建築時に設備やさんが選んだものなんだそうです。
熱交換器左上の爪の脱着が難しいタイプでしたが,何とか壁掛けオーバーホールに。
ファンとドレンパン一体型ボディ。Tさんはファンの汚れに衝撃を受けた様子で,ご自分でも写真を撮っていらっしゃいます。「これってここだけ交換できませんか?」。できますけれども,楽しみにしていてください。漂白除菌洗浄で新品のようによみがえります。
汚れの印象が強かった分,洗浄後の復元もインパクト大。組んでしまうと見えなくなるので写真を撮ってもらいます。
ところで,化粧板を外すと樹脂製のカバーがあり,ストリーマ発生装置がついているのかな?と思ったら,フェイクでした。当然裏側はかびていますし,わずかとはいえ熱交換器の効率も落とします。無駄なものを再び付けるのは気が引けたので,外したままにして保管してもらうことにしました。
他のエアコンが動いているとはいえ,室内の温度が上がってきました。Tさんが飲み物を用意して下さいます。お気遣いありがとうございます。
2台目はリビングで,屋根勾配で天井が高いため,言われなければ高い設置とわかりませんでした。確かに5段が必要でした。
壁掛けオーバーホールに。2台とも冷媒配管は左下に,ドレンは右下に壁内に入っています。F50の方は,熱交換器左側の組み方が違い,脱着しやすかったです。
ダイニングに比べると軽いですが,それでも汚れています。稼働時間や油分など様々な要素で,汚れの進行程度は違います。家庭用では3年に1度のクリーニングを勧めていますが,年数に関わりなく,ファンや送風カーブの汚れ,ニオイなど感覚的なもので洗う時期を決めるのが良いと思います。犬や猫との共生の場合などは,1年でびっくりするぐらい汚れることもあります。
ファンとボディ。外したときは撮ったのですが,洗い終わったものをTさんに見せていて撮影を失念しました。アフターはTさんのスマホに記録されているはずです。
予想以上の汚れと,それがキレイになる様子をご覧になって,他にもあるエアコンも洗った方が良いと感じたそうです。年明けにキャンペーンをご案内できると思うので利用して下さい。お見送り付きで撤収。T様,このたびは当店へのご用命をありがとうございました。