先週水曜日に、いつも声を掛けて下さるH様からエアコンクリーニングのご注文がありました。「4月18日はまだ空いてますか?可能であればエアコンのクリーニングをお願いしたいと思ってます。また、1日に作業可能台数も教えて下さい。希望は4台ですが、3台できれば助かります。2階2台、1階2台(寝室、和室)よろしくお願いします」。
2階は新築時設置のダイキン、隠蔽配管と知っています。寝室の分は、ナショナル製のものを洗った記録があります。和室の分は記憶にありません。ですので、「出来たら2台の写真を下さい」とお願いしました。寝室分は買い替えられたそうで、2台の銘板の写真が送られてきました。どちらもダイキン製、F22VTES-W(2018年)とF22MTES-W(2010年)です。型番で検索すると、汎用機だとわかりました。たぶん1日4台壁掛けオーバーホールで洗えると思います。
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今日もご主人が対応して下さいました。私どもが動きやすいように、ワンちゃんと一緒に和室にこもって下さいます。ご協力ありがとうございます。
まずは、今日のラインナップから。2階ダイニング、F22HTPS-W、2007年。リビングがF25HTPS-W、2007年。1階寝室がF22VTES-W、2018年。和室がF22MTES-W、2010年です。
ダイニング設置の分から。吹き出し口を見ると、フェルトがかびているのが見えます。ルーバーにも細かい黒い粒が飛んでいて、ファンから汚れが飛び始めていることが分かります。
下部ボディーを外して、熱交換器を洗えるようにします。こうすると、2次側(2枚目)もしっかり洗えます。
下部ボディーはこんな感じです。
リビングの分は写真が揃っていませんでした。なぜかというと、ファンモーターの取り外しと取り付けで難儀したからです。この分は17年3月にも洗っているのですが、その時も外しにくかったと記録があります。ファンモーターの軸先が錆びると、そのちょっとした抵抗で軸が抜けなくなります。
今回は軸先をマイナスで押し込んで、まずは押し込むことに成功。しかしその後は潤滑剤をたっぷり吹いても抵抗し続けます。こうなると、今度は戻すのも抵抗されるので、復元できるか不安になります(゚Д゚;) 最後はマイナス2本をファンモーターとファンの間に入れて、てこにして引き抜きました。
というわけで、残っていた写真がこちら。下部ボディーとファンを撮ったときは、まだモーターが外れていません。
モーター軸を戻すのも大変でした。もちろん軸先を磨いて潤滑剤を塗っての復元ですが、元の位置まで戻らない(゚Д゚;) ダイキンのファンって、軸受けの周りがゴムになっています。軸を押し込むとファン側にビヨ~ン。力が伝わりにくいし、角度も変わってしまうと思います。抜くときも挿すときも、こんなに力をかけたらモーター内のベアリングを痛めるんじゃないかという不安も感じます。最後はファンを下にして、モーターを握りこぶしでトントンしてやりました。
そんな問題もありましたが、お昼までに2階の2台が終了。先回より30分早く終了しました。暖房で試運転。ファンモーターにも異常なし。
午後は1階におりて、寝室の分から取り掛かります。ご主人とワンちゃんは2階へ移動してくださいます。F22VTES-W、2018年製。この接地線経路好きではありません。化粧板の手前を通すなんて。
無事に下部ボディが降りました。
こちらは目立った汚れはなく、ファンの1枚1枚が幾らか白っぽくなっているぐらいです。後半2台はビス止めのないファン(リニアモーターのような仕組み)だったし、左右風向きのモーターがなかったの、分解復元が楽です。
4台目に取り掛かります。これは洗い終わった後の熱交換器。
下部ボディは漂白除菌洗浄。
2010年前後?のダイキンは、熱交換器の左上の樹脂製フックがきついです。なんでこんなふうにしたのでしょう。そして右手前の爪も戻りにくい気がします。今回は2回ぐらいのトライで戻ったので順調です。組み上げて試運転。15時10分。以前やったときは、2階のダイキン2台、1階のナショナル1台の計3台で15時だったので、1台分時間短縮した感じです。
今回もお支払いの他にプレミアムビールを頂戴しました。恐縮です。H様、毎度ありがとうございます。
それにしても、家に帰ってきたときはクタクタになっていました。重労働したわけではないのですが、壁掛けオーバーホール4台は、僕の心の持ちようなのか、消耗します。ありがたいご注文なのにネガティブな話で終わってごめんなさい。