5日に連絡を下さったのは金古町にお住いのW様。1階のエアコンがカビだらけになってしまったので,近々クリーニングしてほしい,洗濯機もお願いしたいというご要望でした。年末には他のエアコンや浴室,トイレのお掃除を予定されているそうです。ちなみに1階のサブ機エアコン,ナショナルの20年選手は壊れたそうで,取り替えたそうです。
Wさんのお宅の1階のエアコンというのは,パナソニックのお掃除機能付きで,毎年(多い時は年に2度)分解洗浄しています。CS-712CX2-W,パナソニック2011年製です。ほぼ毎日ご利用で運転時間が長いため,ファンに汚れが付き,ファンは高速回転しますから周りを汚します。
汚れが見えると,拭き取りたくなるのが人情です。でも左右の風向き板が邪魔で中まで手を入れにくいです。風向き板や,ファンの羽を壊すこともあるので,ほどほどにしておいてください。
毎年のことですので,Wさんは準備万端整えて待っていてくださいます。普段はエアコン下にあるパソコンのラックを,十分な作業空間を確保して移動してあります。掃き出し窓も全開で,外のウッドデッキもパーツの乾燥に使えて,作業性良好です。
そんな,CS-712CX2-Wの外観。
お掃除のユニットは,私どもの扱いに耐えられなかったのか,故障してしまい,昨年メーカー修理しました。もっとも,6年前に初めてこれを洗う直前にも,ユニット交換されているそうですから,3代目なんです。「パナソニック エアコン H51」で調べると,多くの報告があります。
このユニット君はお掃除も苦手みたいです(汗。ほこりを掃除機のように吸い取って外に排出していることは確かなのですが,フィルターはなんとなく目詰まりを感じますし,機器内部にホコリの粒が見受けられます。フィルターは洗うと風合いが変わります。
熱交換器と壁側ボディ。熱交換器の色も変わりますし,何より送風カーブの汚れがなくなって気持ちがいいです。
ファンとドレンパンを確認すると,「汚い!」とWさん。症状はまだ軽い方ですけれどね。
2時間15分ほどで試運転を終え,洗濯機クリーニングの準備に取り掛かります。Wさんは毎日大量の洗濯をされていますから,さぞかし汚れているだろうと思ったのですが,開けてみるとキレイでした(驚。洗濯槽クリーナーを使っていらしたそうです。
BW-V100A,日立2016年製です。内蓋がなく,槽洗いの細いジャバラ1本のシンプル構成でした。パルセーターも簡単に外れましたし,脱水槽を引き上げるときもほとんど抵抗がありませんでした。
パルセーターの裏側も,パルセーターを外すと見える洗濯槽の底面もきれいです。多少拍子抜けの感があった脱水槽。そうなんです。エアコンや洗濯機は,どろどろに汚れている方が嬉しいみたいなところがあります。
ステンレス槽の縁は,バランスリング側も底円盤側もかしめてあります。バランスリングが外れないと,水流に関わるパーツも外せません。ここだけは譲れないので,縁を広げて外します。
しかし。こちらも驚くほどきれい。洗濯量を感じさせるのは糸くずの量。集めて丸めるとおにぎりサイズ。Wさんに差し上げます。
そういえば,水流経路のパーツが4個あるのですが,位置が決まっているんですね。洗剤入れの分にはD,フィルターだけの分にはF,ナイアガラ水流の分2個はSと表示されていました。
最後に脱水槽の底面外側。こちらも思ったほど汚れていません。
お手入れしやすいシンプルな構造だったし,汚れも軽かったので順調でした。洗濯機を引き出したので,普段は手の入らない壁面や床もきれいになって,さっぱりしたと思います。
冷えたお茶を頂戴して,お見送り付きで撤収。W様,毎度ありがとうございます。また11月末に参ります。