2005年にハウスクリーニング専門店としてスタートして以来、これまで当店はインターネットだけで宣伝してきました。1年を通してみればある程度の受注になるのですが、例年2月から4月ぐらいは、もう少し仕事が欲しいなぁ、という感じになります。
進学、就職、転勤の時期に重なるので、アパート退去後のクリーニングをしている業者さんは殺人的な忙しさだと思います。当店も以前はJA関連のアパートをやっていたのですが、何かご担当者の意向に沿わないことがあったらしく、パタッと注文がなくなって、今にいたります(汗。
そんなこともあり、当店の名刺を作ってもらったデザイナーのOさんに、「エアコンクリーニングの宣伝チラシを作って下さい」とお願いしました。そのつもりになっていたのですが、実際にお願いしたのは12月で、1月初めに材料のデータをお渡しして、1月末には立派なちらしを受けとりました。ありがとうございます。
ということで2月に入ってから、妻にチラシをポスティングしてもらいました。さっそく見積もりを申し込んでくださったのはOさん、イニシャルが同じでややこしいですが、デザイナーのOさんの事務所にお勤めで、このチラシの校正にもかかわって下さっています。
インターネットでの宣伝だけで、電話ではなくメールフォームから問い合わせてほしいというわがままな当店ですが、このたび、チラシを見た方限定、「下見・見積り(無料)」を打ち出しています。ですので、事前に下見に行きました。
エアコンはCS-561CF2-W、パナソニック2011年製。安心してお請けできる機種です。エアコンの下にはソファがありましたので、これだけ移動すればクリーニング作業可能です。
動作確認もしてみます。この時期ですので暖房で試運転。元気に動いているのですが、試しに吹き出し口に手をかざしてみると・・・、風圧が感じられません。左から右に手のひらの位置を変えていくと、右端でようやく風を感じました。いったん運転を停めて、中を覗いてみると、おおっ!ファンが著しく目詰まりしています。
熱交換器はどうでしょう?こちらは内部アルミフィンがはっきり見えるほどきれいですし、アルミフィンも目詰まりはありません。問題は主に送風ファンです。
壁掛け(お掃除機能なし)の料金で思見積りし、ちょうど一週後の本日に予約を下さいました。
居座っていた寒波が抜けて、温かいです。戸建てのお宅では外したパーツを外で洗うことが多いので、タイミングが良かったです。
さてここからは、エアコンクリーニングのビフォーアフターを、簡単な説明とともにお送りいたします。まずは室内機設置状況。右側が壁に近いです。4キロまでのエアコンなら、プラグの抜き差しがしやすいのですが、この分はお掃除機能付きの内部設計を流用しているので、プラグの抜き差しがちょっと面倒です。
フィルタ―は化粧板の枠ではなく、その内側の独立したフィルター用フレームにはまっています。
普段はファンを外してから撮るのですが、覗き込んだアングルになかなか迫力があるのでまずは記念撮影。
これがいつもの、ファンを外した後のアングル。
高圧洗浄機で、絶賛洗浄中。
壁につけたままで洗える範囲となりますが、すみずみまで、汚れの落ち具合を意識して洗いました。
外したパーツは外に運び出して、漂白剤(浴室洗浄用)3倍希釈でしっかり除菌洗浄し、たっぷりの水ですすいで乾かします。
このような過程を経て、部品を元の位置に復元してくのですが、ファンが入ってこんな感じです。
せっかくなので測定器で計測しました。暖房30度設定、風速自動(計測時は強風でした)
洗浄前の吹き出し温度、41度、平均風速3.1m/s、右端6.2m/s。
洗浄後の吹き出し温度、48度、平均風速6.6m/s。
Oさんがおっしゃるには、去年エアコンスプレーを使って以来、冷房の効きが悪いと感じていたそうです。たぶん、元に戻ったと思いますよ。
お茶も頂戴して撤収。ダブルO様、いつもありがとうございます。