小八木町にお住いのM様から,17日にメールでのお問合せをもらいました。「エアコンの臭いとカビが気になります。エアコンの型式は、パナソニックのCS-562CJ2-Wです。希望日ですが、できれば31日(火)の午後でお願いします」。
型式とご希望日が分かるとお返事もしやすいです。その後写真も送って下さったので,設置状況に不安はありません。
本日伺うと,ご主人が出迎えて下さいました。Mさんは幼いお子さんを抱っこしていらっしゃいます。お子さんが小さいとエアコンの汚れは気になりますよね。写真にあったテレビとテレビ台は思ったより大きかったのですが移動済みで,すぐ作業に取り掛かれます。ご協力ありがとうございます。
左下で抜ける隠蔽配管。エアコン左側には5,6センチのスペースがあり,200Vのプラグがきれいに収まっています。理想的な設置工事です。
CS-562CJ2-W,パナソニック2012年製の外観
Mさんがおっしゃるには,一度エアコンクリーニングをしてもらったそうなのですが,それほど分解せずに,水で?洗い流しただけだった。一応きれいになった気がしたけれど,すぐニオイがし始めた,のだそうです。
この562CJ2は,お掃除エアコンの化粧板を流用しているため,外観が少しふっくらしています。化粧板の内側にフィルターをはめ込む半透明のフレームがあります。ナノイー発生装置も左端に独立しておかれています。機能自体はシンプルなエアコンなのですが,多少分解組み立てに手間がかかります。それでも基本構造は同じなので,ドレンパンもファンも外すことができます。隠蔽配管ですから,室内機自体をかなり浮かすことも可能です。
エアコンクリーニングのやり方は,業者によって違いがあります。当店も最初はドレンパンは外すけれどもファンはついたまま,基板は養生して洗っていました。その後おそうじ壱徹さんに触発されてファンを外すようになり,さらには壁側の化粧板まで外す方法も取り入れました。
ファンを外すと,今まで手を触れることができなかった場所がたくさんあることに気づきました。室内機を降ろして洗う方法にはかないませんが,汚れの取り残しはかなり少なくなったと思います。見えるところがきれいになるのは大事ですが,普段見えない場所も,いろいろなパーツが重なり合っている部分もきれいにしたいです。汚れやにおいを残したくない…その気持ちで今の洗い方になりました。
壁に残った熱交換器と壁側ボディ。送風カーブに,前のお掃除の形跡があります。
外したパーツ類。ファンとドレンパンを中心に。
飲み物を頂戴し,丁寧にやって下さってありがとうございました,とねぎらってもらいました。M様,このたびは当店へのご用命をありがとうございました。私どもとしても,今の方向でやっていこうと気持ちを新たにできた気がします。