昨年は軒天井のお掃除をご用命くださった富岡市下丹生のM様邸。今回はエアコンクリーニングのご注文をいただきました。Mさんは,妹の以前の職場の責任者なので,いろいろお世話になっています。
よく晴れて白い雲や周りの緑がまぶしいです。丹生湖が景色を作るので観光地のような風情があります。
奥様が対応してくださり,暑い日にお世話になります…と丁寧なご挨拶をいただき3台のエアコンを見せていただきました。奥和室,寝室,リビングという順番になりました。和室とリビングがごくシンプルな三菱霧ヶ峰,寝室がコンパクトな東芝製です。
1台目。三菱電機2001年製,MSZ-VS22H-Wです。三菱電機製エアコンは分かりやすく分解しやすい構造ですが,Fケーブルを外すときに独特の解除ボタンが使われていて難儀することがあります。それでも組み立てて試運転まで1時間半。途中で次の東芝の分解も入れて洗剤を効かせています。
2台目は東芝,RAS-2816ST,寝室設置では考えられないほどの油汚れです。10時のお茶を用意してくださったのでお尋ねすると,以前の家で使っていて,それからこの家に移設して10年ぐらいだそうです。たぶんキッチン近くにあったものなのでしょう。先日息子さんに,あんまり汚いエアコンを使っていると寿命が縮まるよって言われたんだそうです。
右下の貫通配管でしたが,配管に対して貫通穴が大きく,粘土なども入っていないので遊びがあります。このぐらいの汚れになるとこのコンパクトな東芝は汚れが落とし切りません。壁側化粧板を外すオーバーホールで洗うことにしました。最近は据え付け板にカバー用フレームを差し込んで,かなりいい感じです。
室内機がコンパクトな分,ファン周りの隙間が少なく,熱交換器もあまり浮き上がりません。こうしてドレンを含む壁側化粧板を外すことによって,熱交換器全体も,ドレン溝の奥まで汚れを落とせます。ファンはこんな色だったんですね。
壁側を外すメリットに,据え付け板に接している部分も洗えるというのがあります。通常こんなに汚れていませんが,これは以前の設置で汚れた分でしょう。上の2枚です。
下の2枚は3台目の三菱,MSZ-VS28H-W,2001年製。和室の兄弟分です。この広さのリビングには容量不足に思えますが,カウンター向こうのキッチン(リビング機とは正対する壁面にももう一台あるらしいので,台数で稼いでいるんですね。その3台目を洗い始めると,汚れが気持ちよく落ちるので思わず途中経過を撮りました。この感じになると小さな黒いカスがでるので念入りに洗う必要があります。
一応いつものアングルも。
午後2時半には主な作業が終わり,試運転を開始します。Mさんが暑いからエアコンをつけようとおっしゃるので,リビングエアコンにも早速フル回転してもらいます。3時には早いけど,もう帰るんだろうからとお茶の時間。ゆでたての美味しいトウモロコシとスポーツドリンク。意外に合いました。
からっと晴れていますが,汗が止まりません。まだまだエアコンが必要な時期です。心配しながら使うより,キレイになったエアコンで快適にお過ごしください。M様,いつもありがとうございます。