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富士通とナショナルのエアコンクリーニング

お電話でのお問い合わせでしたが,型式を調べてくださったので安心してお受けできました。玉村町角渕のN様。富士通がAS-J40B-W,2012年製で100V仕様。僕も2005年に富士通の100V仕様4KWエアコンを買ったのですが,2012年にも作っていたのですね。能力4KWになると消費電力も1KWを超えるケースが多いので,200V仕様が主流だと思います。ただ200Vが使えない住宅では,需要があるのです。もう一台はナショナルCS-H287A-W,2007年製。

話がそれますが,その2005年当時,200V仕様を勧める大手電器店の店員さんが,200Vだとメーターが半分の速度で回るから電気代が半分になるって説明していて,それを信じて話したら電気工事会社の方に笑われたことも書き添えます。笑い話ですが本当です。

戸建の賃貸住宅です。玄関から入らせていただきましたが,1台目の希望がリビングの富士通機。もちろん掃き出しから出入りさせていただきます。すぐ横のコーナーにはテレビ。たぶんご主人自作のテレビラックがホームベース型に作られていて,移動を考えたのですが,移動すると出入りに支障が出ます。テレビに養生して作業開始。

富士通機は設計が退化しています。今回プラズマイオン発生装置が付いていたのですが,基盤からの配線とFケーブルガイドが微妙な設置関係にあり,しかもプラグは右端から左向きに挿しています。Fケーブルガイドは右から左にビス固定で,ドレンホースは上側にビス止め。これも右に壁面近接なら外せない作りです。

せっかく上下分割のクリーニングに適化した設計を残しているのに,時代の波に迎合するような付加装置のために分解しにくい作りにしてしまうのは残念です。わが道を孤高に進んでいただけないものでしょうか。Nさん宅では上下左右に余裕のある設置で理想的だったのですが,テレビラックの位置関係で右側が攻めにくく難儀したので,この設計が余計に煩わしかったのです。2008年までの基盤丸ごと降ろす作りなら正面から攻めれば済んだのです。

そんな思いをしましたが,外してしまえばこちらのもの。

もう一台は寝室設置。Nさんがベッドを持ちあげて準備してくださいました。ついでなのでそのまま隣のベッドに乗せてしまってさらにスペース確保。ナショナル・パナソニックの普及型エアコンは,良くも悪くもスタンダード。エアコンとはこういう作りなんだと勉強になる,教科書です。(その足りない点を改良しているというか,こうすれば分解組立てで感じる,あの不満を解消できるのかと思うスタンダードが三菱電機霧ヶ峰です)。

汚れはこちらの方が軽かったですが,幼いお子さんのいる家庭の寝室に設置となると,この辺で一度洗うのが良いでしょうね。

ナショナル・パナソニックでの普及機では,外しにくい左右風向き板があります。左右がはっきり分かるのもあれば,どちらも同じ大きさで,どっちでもいいじゃんと思えるものもあります。そう思ってとりつけたら,ルーバー上下の作動が不自然。左右が決まっているんですね。

メーカー設計に難を付けていますが,こんな初歩的な部分で勉強が足りないなあと思います。

Nさんには良く冷えた飲み物を頂戴して撤収。午後は吉井町にて家政婦サービスのご相談とお見積りです。

ryo:
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