昨年8月に新品で購入し、居間に取り付けたエアコンMSZ-GV2222-W-1(霧ヶ峰2022年製)なのですが、かなり匂いがひどくなってきました。この夏は朝点けて寝るときに消す感じで運転時間もかなり長いです。暑い日中にやるか迷いましたが、隣の部屋のエアコンをつけて、サーキュレーターで風を送って作業開始。
我が家は左官の大家さんが建てたブロック積みの住宅で、壁に穴を開けられないらしく、エアコン配管は欄間を通します。以前は欄間左側の壁面に取り付けていたのですが、今は欄間に縦桟(角材)加工で取り付けています。ここに付けてから、隣の部屋まで冷えるようになりました。
現在の霧ヶ峰汎用型は、化粧板の底が独立していて、まずここを外します。壁側を下に下げ、手前に抜く感じで外れます。昨年これを取り付けるとき、底化粧板が付いたまま配管接続部の断熱テープ巻きをしたのですが、難儀しました。外して作業すればずいぶん違ったと思います。
分解時に触る配線はわずかです。
基板ボックスは上部爪と位置合わせの突起で位置を保持しています。抜き取ります。
ファンモーターやルーバーモーターを取り外せば洗える状態になります。
ファンを洗浄カバー内で洗ったこともあり、排水がすごいことになっていました。使い方によっては、1年でこんなに汚れるし、臭くなるんですね。
試運転中。においがなくなりました。それに、やはり体に悪いものが取り除けたという安心感があります。
うまく行かないこともありました。化粧板を戻す段になって、右下が入りません。結局、ドレンパンがきちんと入っていない、原因はファンモーターがきちんと収まっていない、と全戻りになりました(汗。
ファンモーターは防水カバーにくるまれていて、2個のビスで固定しているのですが、三菱電機は独特な爪構造も併用していて、どうやらその爪構造が完全に収まっていなかったようです。ビスが入ったからいいのかと思ったのですが、ビス固定前にしっかり戻ったか確認が必要です。それでドレンパン右もはめにくかったんですね。ファンモーターの位置を修正すると、ドレンパンもサクッと収まりました。「そうそう、これが霧ヶ峰の感触」っていうはまり方です。
先日お世話になったN様からお電話。3週間前に洗ったテナントさんのエアコンが、止まってしまうんだそうです。何だろう。とりあえず見に行ってみました。
到着したときはエアコンが止まっていて、冷房ボタンを押すと元気に動き出します。室外機を見に行くと、こちらも元気に動いています。明らかに温風が出ていますから健全です。と思っていたら「ガクン」と止まりました。室内機に戻ると、ルーバーが開いたままで、ファンは止まっています。
一応基板内を確認しましたが、問題なし。LED点滅やエラー表示もありません。リモコンの設定温度は21度。もしかして、と思って設定温度を27度に上げてみました。20分ほど様子を見ましたが連続運転しています。設定温度ゆえに室外機に負荷がかかり、リミッターが作動していたのかもしれません。25度でも良さそうだったので、お店の方にしばらく様子を見てもらうことにしました。
2007年製のエアコンで、15シーズン以上使われてきているので、室外機もややお疲れかもしれません。リミッターが作動しなければ、たぶんコンデンサーの破裂で「チーン」という感じになるでしょう。せっかく洗ったので、もうちょっと頑張ってほしいです。