初めて2020年製のパナソニックに触ったので段階を追って分解してみます。もっともこれは洗った後の組み立てを逆に並べたという構成です。
CS-J280D-W,パナソニック2020年製です。ナノイー発生装置搭載,左右風向き板モーター駆動,スマホから遠隔操作可能など,一番安いものにちょっと機能が追加されています。
この茶色のふたを開けなくても化粧板が外せていたのですが,この分は必ずふたを開けなければなりません。
この状態で化粧板が外せます。
久しぶりに基板カバーにテープを見ました。僕はカッターで要所を切ります。見た目にはテープは貼られたままです。
前向きのソケットで作業性は良い。ですが,電源部上の金属蓋を開けないと配線が外せないようになっています。
基盤ボックスを外せるように,周りと繋がっているものを外します。
裏から出ているACコードをできればフリーにしておき,Fケーブルの干渉を感じながら基盤ボックスを抜き出します。Fケーブルで隠れているビスが基板ボックスを固定しています。
ドレンホースはプラスが切られた7ミリのボルトネジ。メガネレンチやスパナも使えるのは良いです。しかしこのホース接続は霧ヶ峰方式以外の選択肢はないです。なぜマネしないのだろう。
左右風向き板の接続部を手前に引き出して解除。
上下用,左右用のステッピングモーターを外します。上下用が2本ビスなのは好ましいです。
上下連結がダイキンみたいにぽろっと落ちないのはいいですね。左右用モーターの固定にはビスと小さなフックが関係しています。
ファンモーター軸固定ビスもプラスが切ってあるボルトネジが使われています。8ミリです。初めて外すときはボックスレンチが良いです。
ファンを残したまま,モーターを外します。樹脂カバーは4本のビスで固定されています。モーターの配線とナノイーの配線にテンションをかけないようにしながら外します。
モーターは右方向にまっすぐ抜き出します。落ちないとは思いますが,ファンを左手で支えながら抜いた方がいいです。その奥にナノイー発生装置があります。基板に内蔵していた設計もあったのに,なぜまた別にしたのだろう。「高濃度」のためか?どんなに高濃度のマイナスイオンを発生させてもエアコン内部はカビるという現実を,いつになったら受け入れるのだろう。
熱交換器左のビス2本を外すと,熱交換器左側が持ち上げられるようになり,ファンを取り出せる空間ができます。
ドレンパンとファンが降りれば,手元でしっかり洗えます。
構造・設計として改善されたと感じる部分もありましたが,どちらかというとより面倒になった気がします。
①ナノイー発生装置不要 ②左右風向き板モーター駆動も不要 ③WiFi受信部はリモコン受信部と一緒にしてほしい ④ファンモーターの樹脂カバーはモーターを包む構造にしてほしい
①上下風向き板連結部品は良いと思う ②上下用モーターをビス2本固定にしたのは良いと思う ③ドレンホースのビスの位置,ビス形状は良いと思う(霧ヶ峰方式には劣る)