3か月ごとに入らせてもらっている歯科クリニックの床定期清掃です。膜厚をコントロールしながら,光沢を維持したいと考えています。
ケミカルマットの関係なのか,あるいはスタッフの管理が良くなったのか,受付カウンター前に傷が見受けられません。これまで,砂粒が靴底で引きずられてできる,細く深い線傷に悩まされてきました。その傷に汚れが入り,傷んだ印象になります。汚れそのものはメラミンで効果的に除去できますが,ワックスを塗っても表面の段差が埋まらないので,仕上がりが決まらないのです。
その傷が見当たりません。それで,SPPファインで磨き洗いすることにしました。SPPファインはワックス表面をいくらか削ると同時に磨く作用を持たせています。今回はポリッシャーをゆっくり往復させ,パッド径の半分ずつ進めたのですが,それでも洗いあがった表情を見ると,ポリッシャーの進行の跡が見えます。パッド径の1/4で進めたり,縦横で洗うなどすると良いのでしょう。
そんなビフォーアフター。2枚目は洗って乾燥した状態。ワックスはまだ塗っていません。
なんとなくイメージしているのは,いったん樹脂ワックスを剥離して,Pタイル(ホモジニアスビニル床タイル)表面を磨いて滑らかな鏡面を回復して,それから樹脂ワックスを塗ってある程度の厚さを確保して,さらにその表面を磨くと仕上がるのだと思います。
院長先生がエアコンクリーニングも考えているとおっしゃいます。待合室の天井埋め2台はそろそろ洗った方がいいですね。是非やらせてください。