K様からはご自宅から始まり,アパートのお掃除や会社のエアコンクリーニングなどをご注文いただいています。今回は会社のトイレのクリーニングをご注文です。シャワー便座や陶器部分の汚れ,タイル張りの壁面や床の汚れが気になるそうです。
今日は午前にも予定がありましたが,日曜日の時点での予想に基づいて延期してしまいました。Kさんにも一旦延期を検討していただいたのですが,午後なら十分天気が回復しそうということで,一応今日のお昼ごろまでに判断する方法でご了承いただきました。実際には昨夜の雨はそれほどではなく,朝から透明な感じの空に雲が輝いています。風も物が飛ぶほどにならず,助かりました。
というわけで午後から始まったトイレ掃除。さすがに経年上の問題は解決できませんでしたが,気持ちよくお使いいただけるようになったと思います。
奥行きの小さいタイプの陶器で,それに合わせたシャワー便座が付いています。手洗いは別になっていて,その下にタンクが隠れている作りです。この手洗いボウルはプラスチック製。汚れが取れにくい箇所の様子から,普段のお手入れで傷が入っていることが伺えます。BBクリーナーとゴムスポンジでかなり水あかと汚れが落ちたのですが,すでに浸透してしまった着色は抜けませんでした。
陶器の縁の内側は,上から見ると見えないのですが,目線を下げるとかなりのものがあります。この写真は自分撮りみたいな持ち方で撮影したものです。実際にはハイパートイレクリーナーを塗っている段階でほぼ解消しました。
便座の汚れも気になっているとのこと。このTOTO便座の場合,ふたは簡単に外れます。化粧板は,センサー2個とボタンスイッチを乗せた基盤を外すと洗える状態になります。裏までしっかり洗って乾かせました。
化粧板を外したノズル部分は上からも下からも確認しながら少しずつ汚れを落としていきます。ノズル部分は全く手つかずでそのままのものはキレイになりますが,お手入れを頑張った場合,ちょっとした擦り傷が出来ていて着色してしまうことがあります。普段のご家庭では,流せるトイレクリーナーなどで表面をぬぐう程度にして下さい。ブラシを当てたり,洗剤をかけたりするのは上級編で,構造が分かっていない場合は失敗につながります。トイレットペーパーで拭くのも禁止です。プラスチックに対して,乾いた紙はやすりのように表面を傷つけます。
Kさんにクリーニング後を確認してもらい,お支払い。大したことではないんだけど…と以前クリーニングさせてもらった天吊りエアコンの音の指摘がありました。モーターを震源とするビビり音で,フィルターのあたりから出ています。音がしたりしなかったりなんだそうです。
フィルターを外して点検すると,ドレンパン下と壁側の金属板をつなぐアームがビビっています。どうやらその固定ビスの締め付けが甘かったようです。モーターステイのビスもまだトルクがかけられる締まり具合でした。この辺がしっかりしていないと,振動が出てほかのパーツに当たって音が増幅するのだと思います。大変失礼いたしました。
そんなことをしているときに社員の方から,向こうの縦型エアコンを使うとすっぱいニオイがするという話が出て,それも洗ってもらいたいということになりました。見せていただくと比較的コンパクトな縦型据え置きのエアコン。三菱重工製セゾンです。フィルターはお手入れしているそうですが,25度付近で冷房運転するとかなり臭うそうです。熱交換器のカビの症状です。
夏と冬に使うエアコンで,今はシーズンオフらしい,来週の午後の時間で空いているときにということで,また月曜日に伺います。K様,いつもお引き立てくださり,ありがとうございます。
そうそう,家に帰って来てから,洗剤の補充の関係で物置の棚からエアコン工事道具のケースを降ろしました。真空ポンプやレンチ類,フレアツールやゲージなどが入った大型のボックスで重いのに,目線の段に置いているので,必要が無ければ降ろさないのです。
北口さんに教わった通り,フレアコーンをお手入れして使ってみました。タオルにグラスターポリッシュ(金属磨きピカールのガラスバーション)をとり,擦ってみます。いい感じです。せっかくなのでミシン油でさらに拭きあげます。おおいい感じ。
ペアコイルはカットしたら内側だけ念入りにバリ取りします。その後フレアツールで加工。光りました。まだ完ぺきではないです。バリ取りの屑が微量ながら残っていたかもしれません。たぶん一回使うごとにコーンを拭いてあげるとさらに良いと思います。ただこれだけ鏡面の面積が確保できれば安心です。北口さんありがとう。ちなみにカッターでのバリ取りは新品の刃先で試さなかったので失敗しました。今後また挑戦します。