毎月伺っているA様邸です。今日はいつもの水周り+エアコン1台の予定でしたが,昨日お電話がありました。「明日はエアコンだけにして,半日分は別の日に」ということになりました。私どもを気遣ってのことですし,プチ閑散期ですから延期先はあります(笑。来週伺います。
今日取り組むエアコンはRAS-285JDR,東芝2002年製。2007年にA様からいただいた最初のご注文で洗ったことがあります。Aさんのお話では,このエアコンを使わなくなって10年ぐらい経つけれど,今年からまた使いたいと思って,ということです。そしてオプションがあります。「エアコンの手前に丈夫な柵があるけれど,まったく要らないものなので撤去してほしい」。Aさんは,なんで柵があるのかというニュアンスだったので,施主の意向も確認せずに取り付けたものだったんでしょうね。
設計士さんの入った注文建築でエアコン室内機が小さな空間に押し込まれていたり,柵で隠されていたりしますね。Aさんのお宅では,この分だけ手前に柵がありました。4箇所でビス止めしてあり,それを外せば引き出せるのですが,かなりしっかりした角材で組んであり,重いです。まず柵とそれを取り付けるための枠を外しました。
こんなふうに,クロゼットの上の空間に取り付けられていて,手前に柵がありました。配管は右下壁貫通です。
柵は廃棄とのことで,外でほぐしています。
フィルター自動お掃除機能が発表される前の時期,各社がエアコンの付加機能を競い合っていました。東芝のこのエアコンに初めて遭遇したときは泣きたくなりました。2007年に洗った時は,基板部分を外して袋に入れて養生して洗ったのだと思います。この頃,泣きたくなるエアコンは日立ですね(笑。
配管の関係で右下の爪を外すのも難しいぐらいなので,まして右上の肩は外れません。ファンとモーターを外して壁掛けのまま洗います。ファンは左側の仕切り壁の関係で外しにくかったです。
外れたパーツ類。
電装関係各種。
漂白除菌洗浄後のパーツ。
オプション作業も含めて2時間45分。順調でした。柵の部品はきれいな角材になりました。何か工作に使えそうです。Aさんが6本だけ取っておきたいとおっしゃいます。当店で引き取りますが,保管すると思います。A様,また来週参ります。