朝一番に連雀町マンションにて一仕事してから,新町に移動,G様からのご注文で日立のエアコンクリーニングです。Gさんには先月,それまで住んでいたアパートのお部屋の全体クリーニングをご用命いただきました。今回はお住まいの部屋に設置されていた日立のエアコン,RAS-N28S 2003年製のクリーニングのご注文です。
日立のエアコンは,室内機と室外機の間に4芯のVVFケーブルが必要です。また,室内機の基盤と熱交換器の間で使っているアース線が化粧板の外側を通っていることがあります。どちらも機種によるらしいのですが,良くお目にかかります。
4芯の場合,通常販売されているケーブルの芯の色は,黒白赤緑です。ところが日立の差し込み口の表示は,白黒茶赤です。どうも白黒が電源,茶赤が信号ということで理由があるらしいのですが,現実を無視した設計です。施工やメンテナンスに関わる人がどれだけ不都合を感じるか,そういう人には理解できないんでしょね。
例えば,壁内隠ぺい配管のエアコンを交換しようと思った人がいたとします。冷媒用の配管と排水管,3芯のFケーブルはそのまま使えます。ところが施主は,日立のエアコンを買ってしまいました。事情を知らずに工事に来た電気屋さんは焦ります。場所によっては取り付け不可能になりますね。
そんな目で見ながら外す,日立のエアコンの電源ケーブル,そして,アースの配線の工夫。洗浄後は今後のためにアース線を化粧板能内側に納めておきました。
Gさんは「汚れていたでしょう?」と心配そうでしたが,見た目はひどくありませんでした。ただ洗浄中のニオイから,カビが出ていたことは明らかです。幼いお子さんのためにもやっておくのは安心ですね。これからは定期的に洗いたいとおっしゃいました。
このたびもご用命ありがとうございました。