藤岡市藤岡にお住まいのH様から電話でのお問い合わせがありました。
大変申し訳ありませんが,最近は日中のほとんどの時間が作業中か運転中なので電話に出られません。今回は以前にご注文のあったお弁当屋さんの登録済み番号からだったこと,そして留守番電話にメッセージを残してくださったので,こちらからお電話しました。
ダイキンのお掃除エアコンのクリーニングを考えていらっしゃるそうです。お掃除機能付き+壁掛けオーバーホールの料金です。
もう一台やはりダイキンの天井埋めもあるそうです。天井埋め小型の料金です。2台となると1日がかりです。1日空いている日は先になりますし,そんなに休みが取れないと言うことで,とりあえず1台をご注文。午後1時半から1台で承りました。
早く着いたので待っていると,Hさんもかなり早めに戻ってきてくださいました。今日は壁掛けでなくリビングの方をということで,天井埋めに決定。ちょっとソファを移動すれば大きな作業空間が確保できます。
ダイキンF50KGV(2010年型)天井埋め2方向です。ダイキンの壁掛け,特にうるさらお掃除機能付きにはアレルギーを感じますが,ダイキンの4方向は,そしてこの2方向はさすが!と思います。ここで外してください・・・という意図が伝わってくる感じで,迷い無く分解できます。
ナショナルのほどはしっかりはまらないですが,戻していくときもビスを打つ前の段階で,ある程度保持機能が働きます。
当店の家庭用天井埋めのカバーは800×1250のサイズで,ぎりぎりですがなんとかかぶせられます。ぎりぎりの方が水が天井裏に行く心配が無くて良いです。
さて外観の洗浄前後。グリル部分が汚れています。ワンちゃんがいました。リビングダイニングでキッチンが近く,ワンちゃんがいると夏は弱冷房連続運転になりがちでしょう。ファンから汚れる環境です。
わかりやすくソケットが配列された基盤。化粧板を外す前にプラグを抜くのは茶色の部分。右側の白いソケットはその時点では見えません。見えたら外します。右に見えるモーター関係のソケットやコネクタの配線はボックスの溝にキレイに埋め込んであり,位置保持の結束がされています。結束バンドの使い方はこれが正解です。分解で切らなければならないようなところを結束するのは間違いです。(ちなみにドレンホースにも結束バンドやクランプが使われていませんでした)。
最初見た印象は「熱交換器はキレイ」でしたが,洗ってみると全然色が違いました。ファンやドレンパンは漂白除菌で生き返りました。
天井埋めは効率改善が著しいです。今回のクリーニング前後の風速を比較しました。グリルから入る早さはほとんど変わりませんでしたが,吐き出しの風速が1.75m/sから2.9m/sへ。65%改善です。
天井埋めエアコンクリーニングは重労働ですが,分解しやすいタイプで,しかも洗浄がうまくいったと思えると,達成感や満足感があります。やっぱり僕は好きだなあ。
Hさんに今後のメンテナンスやクリーニングの周期などをお話しし,次の壁掛けを見せてもらいました。右側の通常配管です。うまく配管固定パーツが外れると良いのですが。
昔はエアコンの配管は右側貫通に限ると思っていましたが,この頃は左側で貫通させる隠蔽か,全体で1000ミリぐらい露出した配管だといいなと思っています。エアコンクリーニングがこれだけ普及すると,非常に難しい設置状況に出会うことがあります。どんな風に取り付けられていても,室内機がある程度浮くようになっていればなんとかなるものです。
来月に予約をもらい,冷えたの飲み物を頂戴して撤収。H様また参ります。