2月半ばに友人のKさんからLINEで依頼を受けました。これまでに2回お請けしたことのあるエアコンクリーニング、見積りが欲しいとのことです。お見積り自体は、管理責任者のT様に送ってほしいとのこと。承知しました。
それと、4年前に当店が洗ってから、この2年の間に天井埋めエアコンのファンが4台とも脱落したそうです(汗。そのたびにKさんが取り付けて増し締めして下さったそうで、たいへんご面倒をおかけしました。ロックタイトで固めたほうがいいんじゃないかと提案をいただいたので、用意して行きます。
以前に日立の天井埋めを洗った時、20台以上を2台ずつ洗ったのですが、その過程で2台脱落が発生しました。2台目が外れたときは、お客様に「しっかりしろ!」と怒られました(涙。「同じ過ちを繰り返すな!」と。いいお客さまだったし、いい教訓でしたが、同じ過ちをなんと4回繰り返したことは恥ずかしい限りです。
日立も、また今回のダイキンも普通の六角ナット10ミリで固定していたと思います。これは苦しい言い訳なんですが、10ミリのナットを締めるのは怖いです。「赤子の手をひねる」っていうことわざがありますが、軽い力で締められる分、もしかしたらネジ山を壊してしまうかも、と想像してしまうんです。だってトイレの天井換気扇だって13ミリのナットですよ。
そういえば4年前はドライバドリルの目盛5で締めただけでした。増し締めが必要だったのでしょう。気を付けます。
お見積りは4年前に比べて高くなりました。インボイス制度、材料費の高騰、ガソリン代などを反映させていただきます。それでもT様から「大変お手頃な金額で・・・」とお返事があってほっとします。
4月に入ってということで、4/22、23の2日いただいてクリーニング、作業前後に鍵の開閉をしていただきます。22(月)は9時-16時、23(火)は前後するので少し前に終了予想時間をお伝えすることにしました。
あいにくの雨となりました。寒いくらいです。それでも、洗い物をするのに十分な広さのある玄関たたきがあり、すぐわきに水道があります。作業性良好です。
作業前。下にはベンチ型の聴衆席があるので、位置のテープを貼って周りに除けて行きます。弟が一人でやってくれます。
演壇上の1方向から始めます。F28FCV、ダイキン2006年製です。新築時設置のため、他のものもみな2006年製です。
このころのダイキン1方向は分解しやすいです。最近のものは、ドレンポンプとファンモーター周りが入り組んでいて、ストレスを感じます。
久しぶりにK2サイレント登場。先回島田さんと来たときに使った分は内部水路を凍結させて壊れたので、これは2代目。静かだけどものすごい水圧です。普段マキタの高圧洗浄機を使っているのですが、うるさいです。洗浄機が静かだと、作業中に血圧が上がらなくていいかもしれません。
4方向に取り掛かります。ダイキンはラウンドフロー(4隅を含めて円周状に吹き出す)と言っています。型式はFHYCP-112K、1台の室外機に2台の室内機というマルチ接続2系統です。この場合、室外機に近い方が親で、遠い方は子なので、基板周りの配線数が少なくなって取り扱いが幾らか楽です。
また1系統を生かしたまま作業できるので、例えば他の2台で暖房しながら作業できるという、良好な作業環境です。もっとも4台バラしたからできなかったけど。
上下羽にいくらか黒い粒々が見えたのですが、汚れは軽微でした。1回目より2回目の汚れが少なく、3回目の今回はより少なかったです。新型コロナの関係でこの会場を使って集まる回数がかなり減ったこともあるのかもしれません。
そういえばKさん奥様が近所を回るので、と差し入れを持ってきてくださいました。お気遣いありがとうございます。甘―い香りがします。ということで1方向1台と4方向の2台の試運転と他の2台の洗浄を終えて1日目終了。
今日も時折雨が降るぐずついた天気です。今日は片山さんに手伝ってもらうので3人体制です。4方向2台の組み立てから始まります。問題はこれです。ファン固定ビス、10ミリナット、順ネジでした。改めてみると、ただの六角じゃなくて受け皿付きですね。
開封時は液があふれてきて焦りました。ナット内部に一滴たらして締め付けます。
約1時間で2台の試運転になり、壁掛けに取り掛かります。6台目はF22GTNS-W、左横に露出配管ですが、そこまでつけるかと思うほど左に近く取り付けてあります。
図書室のF50GTPV-W。こちらは左下壁貫通、左右に余裕がある洗いやすい設置です。
試運転も兼ねてお昼休憩を取り、Cさんがカギを締めに来てくださるのを待ちます。2日の作業を終えて準備の整ったエアコンたち。
関係する皆さま、再び当店をご利用下さり、ありがとうございました。