6か月定期で床の定期清掃をさせてもらっている薬局ですが,今回は3台のエアコンクリーニングをお請けしています。いつも見上げているエアコンは4台,天井埋め1,壁掛け3です。1台はほぼ使われていない部屋に設置されているので,天井埋めは必須として,調剤室と休憩室だと目星をつけていました。
いつもスタッフの方が,「お世話になります…」と出迎えて下さいます。一応確認したところ,3台というのであれば,待合室・調剤室・休憩室ですということで取り掛かります。ただし今日与えられている時間は3時間なので,3台は厳しいです。1台は来週の床清掃と一緒にさせてもらうことにしました。
待合・受け付けの天井に設置されているのはPL-ERP80EA4,三菱電機2016年製。まだ新しいと思っていましたが,この店舗も5年になるんですね。
基板は比較的シンプルですし,配線経路もわかりやすいです。
化粧板を(風向き板付近は特に)洗いたいので,駆動モーターを外しやすいことは重要です。4個のモーターは最初から露出していて,簡単に取り外せます。先日やったダイキンとは大違いです。
化粧板もドレンパンもファンモーターも,プラスが切ってある8ミリのナット加工されたビスが使われています。なぜか7ミリを使うダイキンとは違います。
しか~し!ドレンパン固定に必要な4本のビスのうち,1本が欠品。ダイキンは大抵チェックのマジック印がありますが,この分にはそういう跡は見当たりません。組み立てるときは当然天地逆でしょうから,ネジ1本ぐらいで異常はわかりません。
まあ,この室内機を天井に吊る時は,この状態のはずなので,設置業者は気が付くはず。気づけばサービスするのが筋だと思います。逆に,何かの事情でドレンパンを外して,1本ネジをつけ忘れたのだとすれば,まさに「ネジが外れた」業者さんです。
話がそれました。熱交換器の洗浄前後,2カット。
ファンとドレンパンは漂白除菌洗浄。
六角頭のビスはなかったので,鍋頭ステンレス製のものにワッシャを噛ませて使いました。この金具が直角に立ち上がり加工されているのは親切です。室内機のケーシングは薄い鉄板なのでゆがみます。ビス穴の位置を合わせるために指先で調節しながらビスを入れることが多いです。こうしてくわえこんでくれると,その必要がありません。にくいね!三菱。
とても良く考えられた設計だったこともあり,天井埋め4方向を洗って1時間半。最高新記録(当店比べ)です。2台目に取り掛かります。こちらはMSZ-GV5616S-W,三菱電機霧ヶ峰,2016年製。GVシリーズは大好きですが,右に寄せすぎです。モーター軸はかなり長いので,ファンモーターはかなり右にスライドさせないと抜けません。結局室内機を浮かして外しました。
熱交換器と壁側ボディ。
外したパーツは漂白除菌洗浄。
そう言えば,汎用のドレンホースが繋がっていたのですが,半分ぐらいしか刺さっていません。霧ヶ峰のいいところの一つは,ドレンホースのフックと本体側の爪なんですが,汎用のホースにとっては災いします。どうかと思いましたが,ホース側に切り込みを入れました。通水試験では問題なしでしたが,機器交換のことを考えると,霧ヶ峰側の爪を削るべきだったでしょうか?今になってモヤモヤしています。
こちらがほぼ1時間。休憩室の分も右ピタで,配管は右下に短い露出(モール化粧)。ファンモーターが抜けるかなぁ?
スタッフの方にねぎらってもらって撤収。また来週参ります。お茶の差し入れもありがとうございました。