6月30日にお問い合わせくださった上小鳥町のS様。「HITACHI 型式RPC-NP80K,希望日 第1希望7月6日(月)午後、第2希望7月20日(月)午前 」。型式とご希望日を書いて下さるとお返事しやすいです。
上手くエアコンの仕様にたどり着けなかったのですが,Sさんが送って下さった写真からすっきりしたデザインの天吊りだとわかりました。Sさんは理容店を営んでいらっしゃるので,エアコンの下に鏡があって,写真を撮るSさんも写りこんでいます。この写真いいですね!親近感がわきます。
それにしても,その後のメールで僕は,「サンヨーのエアコンは…」と脈絡もなくサンヨー製と思い込んでいます。不審に思われたでしょうね。Sさんにお会いして,2台ある天吊りエアコンの1台が壊れて日立に来てもらって交換したというお話を聞きながら,まだ「サンヨーじゃなかったっけ?」と混乱していました。
ちょうど同じ日に電話でサンヨー天埋めの注文が入って,しかもサンヨー天吊りを洗っていたので,頭の中が「サンヨーでいっぱい」になっていたのだと思います(笑。
さて,そのRPC-NP80K,日立2003年3月製。
グリルを開けるとフィルターがとってもきれいです。実際,内部がピカピカしていて,普段でもこの中までほこりを払って使っていらっしゃるのでしょう。
復元時に参照するため制御基板を撮っておくのですが,いい加減なアングルです。ちゃんと全体を撮るか分割して撮るかしないといけないですね。
ルーバー駆動機構も撮っておくと役立ちます。取り外すと扇型のラックがぽろっと外れました。写真があると,角度や位置を迷わず復元できます。今回はルーバーが外せて良かったです。フェルトが貼ってあるのでかなり濃いカビの斑点があったからです。
冷房設定で28度でしたので,優しく使ってきたのが分かります。ドレンパンがキレイです。
今回はファンケースを取り付けるフレームも降りたので,洗いやすかったです。多分ファンやモーターを取り付けた状態でこのフレームを脱着する設計なのでしょうね。復元時に使うフックがあればそうしたのですが,完全にビス頼みだったので後からモーターとファンを入れました。
復元時に感じたこと。回転軸のビスの跡を探してファンを固定したのに,ファンがケースに当たります。これは,ファンケースのゆがみが原因で,下半分をはめると直ります。
熱交換器2次側はきれいです。前後の比較が難しい。
1次側はやはり黒ずみが見受けられます。前処理剤をたっぷり効かせたのが良かったのか,あるいはもともと状態が良かったのか。きれいになりました。
Sさんが,外から見ただけでもきれいになったと感じる,と喜んでいらっしゃいます。作業中,「写真を撮ってもいいですか?」と作業風景を撮影。ホームページに載せて下さるそうです。嬉しいです。
S様,このたびは当店にご用命くださり,ありがとうございました。