10日、歯科医院のT先生からお電話をいただきました。「またエアコンクリーニングをお願いしたい、診察室の天井埋め1台と、壁掛け3台です」。その後、当日現金で払いたい(振込手数料がかなり値上がりした)ので、請求書形式で金額を書いてFAXしてほしい、あと、お湯が出るように準備しておく」と連絡をいただきました。壁掛けはどのお部屋のエアコンか伺ったら、待合室の分は先日交換したばかりなので、医局室、技工室、第2診察室だということです。ダイキン・ダイキン・パナソニックですね。承知しました。
9時開始、17時に終了と予想しましたが、15時ごろには4台目の試運転にこぎつけました。天井埋めに約1時間のロスがありましたが、無事に終わってほっとしています。
朝到着すると、先生が今日洗いたい4台のエアコンを案内して下さいました。待合室の分は、新しいダイキン汎用機に交換されています。これまでに2回洗ったことがあるので、おたずねすると、室外機の故障だそうです。2010年製でしたから力尽きるには早いですが、状況的に、フル稼働長時間運転だったのかもしれません。とりあえず僕の作業で故障した、ということではないので安心しました。
お湯は診察室のシンクを使って良いそうです。蛇口についているアダプターはシャワー用よりも大きいです。「もしかしてナノバブルアダプターですか?」とお尋ねすると、先生は我が意を得たり、といったご様子でした。これをつけたら、排水溝が汚れなくなったそうです。ユニットにも業務用のアダプターを付けたそうですが、それよりもずっと、この小さなアダプターに効果を感じるんだそうです。
今回洗う4台は、21年10月初めに洗ってあるので、それから1年半。そしてエアコンが汚れるのは主に冷房シーズンですので、昨年の1回だけです。1台目は診察室の天井埋めです。FHCP140DA、2014年製。
この化粧板は、分解組み立てが面倒です。風向き板用のモーターを外して、丸洗い。
1シーズン利用のみですので、大きな変化はないのですが、熱交換器周り。
ファンとドレンパンは漂白除菌洗浄。
2台目は第2診察室のCS-J280D-W、パナソニック2020年製。化粧板に小さな基盤が仕込んであったり、基板の後ろにナノイー発生装置が隠れていたり…。
洗浄前後。こちらもまだあまり汚れていません。
パナソニックは、僕が分解組み立てをしましたが、パーツの洗浄も熱交換器の洗浄も弟にやってもらいました。僕の方は、天井埋め込みエアコンで発生したエラーに対応していました。試運転すると、「異常発生、メニューボタンを押してください」と表示されて、メニューを押すと、「エラーコードCE-01、ダイキンサービスに電話して下さい、連絡先、型式」と表示されて、深刻な感じです。写真は、キャンセルボタンを押して表示される異常履歴です。
普段デスクトップのパソコンとディスプレーで作業しているので、スマホで調べ物をするのが苦手です。「輻射センサ系、または人検知・床温度センサー系のエラー警告表示」まではわかりました。化粧板の角にセンサーがあり、ふたつ窓があります。当初、センサー部をぶら下げたまま試運転したので、きちんと床に向くように取り付けてみました。でもダメです。
化粧板からは風向き板モーターとこのセンサーからの2系統の配線があります。化粧板を洗う時は、モーターとセンサー部の基板を外したのですが、配線は残したままでした。コネクタに水分が残っていた可能性があります。センサー側のプラグをもう一度挿しなおし、中継コネクタ部分を乾燥(ドライヤーをあてる)させました。エラーが出なくなりました!
しばらく運転させましたがエラーが出なくなったので、3台目の技工室エアコンに取り掛かります。
熱交換器に目立った汚れはなかったので、ファンとボディのみ写真を撮ってあります。
4台目は医局室です。これも技工室と同じ、F22NTES-W、2012年製。
先回、1年半前に洗った時は設置後初めて、たぶん9シーズン利用したもので、たいへん汚れていました。熱交換器は洗っても洗っても黒いカスが流れ出ました。
これが今回の写真です。冷房シーズン1回。よごれの程度が違うでしょう? 一度しっかりエアコンクリーニングすると、定期的に洗いたいという気持ちになるのではないかと思います。
先生が白い袋を持って入って来られ、「お茶にどうぞ」。今川焼を差し入れて下さいました。美味しかったです。ということで天井埋めで躓きましたが、比較的順調に終了。T先生、毎度ありがとうございます。