棟高町のS様から,お電話でお問い合わせをいただきました。2年ほど使っていなかった自宅に戻った,ハウスメーカー経由で業者のクリーニングはしてもらっている,でも浴室の匂いが気になる,エプロン下の洗浄をお願いしたい。
聞けば奥様がエプロンを開いたら掃除してなかったということで,手が届く範囲でお掃除してあるそうです。このお話を聞く限り,今回のターゲットはエプロン内部。それでも一応浴室一式の料金でご案内しました。それでご注文いただきました。
本日伺うと脱衣所洗面台のニオイも合わせて気になっているとのこと。塩素系パイプクリーナーもテスト済み。私どもの視点で気になったのはボウルの縁内側と,オーバーフロー水路。
浴室もさすがにキレイで,エプロンを外した内部も見えるところはキレイになっています。これだと,私どもの通常のエプロン内クリーニングでは改善できるか自信がありません。浴槽に貼ってあったシールによる型番は,ナショナルYU-1620XN
給湯・追いだきの配管は浴槽から最短距離で接続しています。なんとなく外せそうです。問題は浴槽と浴室壁の間をつないでいるコーキング。これを切らないと外せません。Sさんに相談して,切って打ち直しの許可を得ました。
そんなわけで,風呂自動・追いだき機能のある浴槽を外してひっくり返すクリーニングを決行しました。
やっぱり緊張していたようです。お掃除前後の写真アングルが合いません。排水パイプなんかも劇的だったのに,ビフォーが写っていません。
浴槽下はこんな感じでした。思ったよりキレイです。
問題の配管は,浴槽側は鋳造品と思われる硬い部品。壁側は銅管で近接しているし短いのでほとんど遊びなし。外すときも復元する時も,この配管を優先して浴槽を合わせるイメージでした。
外すと出てきたのがノンアスベストのガスケット。色は違いますが同サイズのを持っていたので新品に交換。たぶん外したときより強いトルクで締めました。給湯して漏れがないか確認。始めてやった事案でしたが,問題はないと思います。
奥様は化学物質過敏症で,塩素を極力使わないようにしているそうで,お掃除中は避難しておられました。ご主人もあまりの匂いに玄関外に避難。大変ご迷惑をおかけしました。今回しっかりリセットしたので,この後しばらくは酸素系でもいけるのではないでしょうか。
お茶をいただいて撤収。S様,ご利用ありがとうございました。