双葉町のアパートのオーナーY様から,浴室クリーニングについてのお問い合わせがありました。お父様が始めたアパート経営で,受け継いだばかりなので,わからないことが多くて,とおっしゃいます。
気になるのが浴槽のシミとカビだそうです。見てみないことにはお返事が難しいので,写真を送ってもらいました。
FRP浴槽で,お湯張りのラインで変色が見られます。カビはコーキングや天井際のビート部分で,これもかなり浸透した様子。
カビ着色のほうはかなりの程度まで改善しそうですが,浴槽のシミは,やってみないとわかません。我ながら頼りないのですが,Yさんはご注文下さいました。
さびに効く薬品,金属石鹸に効く薬品,定番の過酸化水素水,湿布,温め,もちろん次亜塩素酸ナトリウム等で繰り返し攻撃したのですが,改善しませんでした。
ほとんどトップコートが失われている感じ,底面などはFRP繊維の模様が透ける感じからすると,相当深く浸透着色しているのではと思います。シミに完敗しました。お手入れ前後なのですが,変わった気がしません(恥。
コーキング部分のカビ着色は抜けましたが,天井のビートは見苦しいままです。こういう場合は,状況によりますが上から塗装します。
Yさんの記憶では,平成元年頃の建築かもとのこと。このケース,銀ちゃんが言うように,低圧温風塗装機で上から塗装してしまうというのが正解だったのかもしれません。空室がなかなか埋まらないご時世です。費用対効果のバランスもありますしね。
Y様,このたびは当店へのご用命をありがとうございました。ご期待に沿えず,申し訳ありません。