X

浴室,ハイキエースのクリーニング

貝沢町にお住いのF様からお問い合わせがあったのは3/13でした。「浴室と換気ダクト(主に汚れは屋外)のクリーニングを希望しています。4月中までに完了したいのですが,費用を含め一度下見の上,見積もりをお願いします」。

この時点では,浴室のクリーニングと浴室換気扇の排気口をお手入れするものと思っていました。ですが,どんな仕上がりを希望されているのか,どこに設置されれているのかなどで,料金は変わります。下見見積もりに伺うことにしました。

実際見せていただくと,換気ダクトとは,キッチン設置のものでした。一度リフォーム現場で見たことがありますが,触ったことはありません。ハイキエースやグリーンハイキで調べると制作会社のホームページや,お手入れした同業者の記録が見つかります。

浴室は2階にあり,ユニットバスに代り始めたころのもので,壁面と洗い場はタイル張りという作りでした。かなりの年式とお見受けしますが,鏡もシャワー混合栓もピカピカです。奥様が欠かさずお手入れされてきたそうです。

キッチン換気扇については,素材がステンレスなので,アルカリで洗えると判断しました。浴室の方は,劇的な変化は望めない気がします。とはいっても一通り手を入れるとある程度の時間が必要です。通常のレンジフード,浴室の料金で見積もりしました。

Fさんが当店空日程を見て,本日に予約をしてくださったという次第です。

今日は奥様が対応して下さいました。キッチンを先に終わらせてほしいというご希望でしたので,そのつもりで進めます。そうはいっても浴室の方が時間がかかるので,資材搬入の後は2手に分かれてやりました。

まずは換気扇吸気口。吸気口のフィンは簡単に取り外せます。僕としてはこの枠ごと外れてほしかったのですが,外せませんでした。

次に,排気口に取り付けられているプロペラ換気扇を取り外します。蝶ネジ4本で外れます。丈夫な網が取り付けられているのでそれも外しましたが,プロペラがモーター軸から抜けませんでした。なのでモーターが濡れないようにしながらプロペラを洗いました。これらはヒーターで温度を保ちながら,温水ピア風呂で洗ってあげました(笑。

換気扇を戻す前にダクト内を洗います。まずはケレン。樹脂ケレンを使って手が届く範囲で削り落とします。こういう作業で夢中になると服が汚れます。それもありなのですが,服はもちろん,周りを汚さないように考えながら作業を進めます。ダクトの最終仕上げは高圧洗浄。

吸気口周りの手作業は温水ピアでやりましたが,ダクト内は,洗浄液として温水に溶かした苛性ソーダに植物性クリーナーを添加したものを使いました。洗浄後に汚れが残っているように見えますが,汚れではなくてステンレスの腐食です。ステンレスは油が付いた状態が続くと腐食して表面が荒れてきます。

それにしても,ダクトが触れる位置にあり,長さも短めで助かりました。高所だったり,長いダクトだったりしたらすっかりキレイにするのは難しかったと思います。

換気扇の復元が終わって試運転し,「キッチンの作業は終わりました」と奥様に声をかけます。

さて弟の担当の浴室は。鏡は磨いていらっしゃるそうで,ほとんど水あかを感じませんし,傷もありません。それでもいくらか違うでしょうか。

浴槽カラン。

石鹸カスを含む複合汚れは落とせたと思います。エプロン内も漂白除菌洗浄しました。

大きな変化ではないものの,ドア周りも。

お手入れしてかなり改善した部分もあるのですが,劇的な変化になりません。年式やこれまでの経緯で,私どもの手におえないものもあります。

奥様には手作りのお菓子でもてなしてもらいました。今後は毎年頼めばもう少し安くなるかしら?そうですね。がんばります。お支払いを受けて撤収。F様,このたびは当店へのご用命をありがとうございました。

ryo:
Related Post