13日にメールでお問い合わせくださった玉村町角渕のN様。戸建の浴室のクリーニングをご希望です。
ご存知の方も多いかもしれませんが,水質によって水あかが出やすい地域,また水あかが軟らかい場所もあれば硬い場所もあります。玉村町角渕は,水あかが出やすく硬い地域です。
水あかが硬い地域では,経過時間と素材表面が重要で,長い年月に蓄積したものを短時間で除去することはできませんし,水あかを落とそうとして素材より硬いもので擦ってある場合は,洗剤の力では取りきれません。
朝伺って浴室に案内してもらいます。白くて長細いタイルが並んだような床素材,パナソニックでしょうか。気になることをお聞きすると,床の汚れだそうです。確かに真ん中の部分が薄灰色に変わり,目地部分は他より白くなっています。この床では良くあるパターンです。
鏡はありませんでしたが,窓ガラスや枠にしっかりしたうろこが見えます。壁面パネルもカサカサ,浴槽ヘリはもちろん内側は底までカサカサ。
換気扇から始めます。製造年2010とありました。約4年のご使用ですね。ガラスと枠はかなり長い間酸を効かせておいて,その後ガラス面はダイヤモンドパッドで磨きました。
浴室壁面に使われた光沢パネルと浴槽は,やはり洗剤を効かせた後,ハンドポリッシャーで磨きました。バフ用スポンジとコンパウンドで磨くのですが,水しぶきがあたりやすい部分などは,コンパウンドを追加したり,当てる時間を長くしないと光沢が戻りません。さすが玉村です。素材にダメージが無いので復元できました。無傷の4年使用なら戻せるということかもしれません。(素材で違うかもしれないので,一概には断言できないのです)。
外れるパーツ,ふたや浴室扉,エプロンは弟が磨きました。二人で浴室に入るとほとんど身動きできません(笑。床には酸を効かせておいたのですが,最後にバース君+Mブラシでダメ押しを入れました。エプロンは外れるのですが,蓋があります。これはバスタブ下が汚れなくていいですね。
もっと水あかが蓄積していたら,あるいは落とそうとして頑張りすぎていたらここまで戻せなかったと思います。この時期に一回リセット出来て良かったと思います。N様,このたびはご用命ありがとうございました。
午後は見積り一件,しかし規模が大きすぎたので辞退。雨模様ですが,夕方になって興福順に出かけ,美味しいビールを飲みました。平日感謝価格とかで,プレミアムモルツが安いです。暑い夏も何とか乗り切れた気がします。