井野町にお住いのS様から浴室のクリーニングの依頼をもらったのは昨年11月中旬でした。S様には，2014年のエアコンクリーニング以来，時々声をかけてもらっています。レンジフードのお掃除をしたこともあるのですが，初めての注文がエアコンだったので，私どもの通称は「エアコン兄弟」なのだそうです。お掃除のことで手に負えないときは，ご夫婦の間で「エアコン兄弟に頼もう」，という話になるんだそうです。

お宅全体にお掃除が行き届いていて，お風呂もどこをお掃除したらよいのかと思うくらいです。Sさんが，よろしければ使って下さい，と脱衣所のファンヒーターを勧めて下さいます。お気遣いありがとうございます。

気になるところをお尋ねすると，浴槽エプロンを開いたことがない(やってみたけどできなかった)，換気扇，シャワーヘッドの内部，追い焚きの配管など，普段のお掃除ではできないこと。それから，ご主人が試したけどあきらめたという，シャワーヘッドを固定するスライドフックの交換。既存は筒だけがシャワーポールにはまっています。

よく見るシャワーポールは，上下の取り付け部分に蓋があって，蓋を外せばビスが見えるので簡単です。ですが，今回のものは壁側にグレーの円筒があり，浅く平行な切り欠きがあるので，ここを回すらしいです。当店のモンキースパナでは開口が足りません。パイプレンチは周りに傷を付けそう。僕はあきらめていたのですが，弟がYouTubeを参考に人力で外しました(驚。YouTubeでは，プライヤーでやっていますね。

浴槽エプロンは上部が差し込み，下部は回転式フックでした。外せる場合はシールに外し方を表示しているのですが，この分にはありませんでした。ただ，浴槽下部は防水構造で，エプロンは単純な化粧板の役割であるため，業者以外は外す必要がないのでしょう。

エプロンと言われたからには，カウンターの下部も外しましょう。磁石の効かない六角頭にプラスを切ったビス。無事にビスを外せたのは良いのですが，どこがどうなっているのか推測するしかないフックが掛かっていて，単純には外れません。壁側から剥がすようにしたら，無事に外れました。そんなわけで，浴槽エプロンとカウンター下部化粧板が外れました。清潔感のある浴室に似合わない汚れ。Sさんもびっくり。作業前後を撮影されました。

子どもと見るようになってEテレの魅力にはまっています。BGMは「重箱の隅つつくの助」♪

落ちるとは思わなかった，と感激された床の複層汚れ。石鹸カスと水あかが絡み合いながら蓄積していきます。私どもも，簡単に落としたわけではなく，何回かの工程を経て復元しています。

お茶も出せなかったので，と余分のお気遣いも頂戴しました。S様，毎度ありがとうございます。