公式サイトからの引用です。
「1991年以降隔年で『ビルメンヒューマンフェア』を主催してきた 公益社団法人全国ビルメンテナンス協会と、2014年以降『クリーンEXPO』を 毎年主催している一般社団法人日本能率協会が手を結び、 今年から両団体の合同主催で『ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2017』が開催されます。 業界をあげて、ビルメンテナンスの更なる進化と発展を目指します」。
今年も狐塚さんに誘われて行ってきました。朝9時過ぎに最寄り駅を発てば,在来線を使っても,お昼過ぎに会場に着きます。1駅だけゆりかもめの最前列に座れました。会場の東京ビッグサイトです。
清掃ビジネスに関わるあらゆるものの展示が行われています。洗剤,道具,ユニフォーム,新しいビジネスチャンスに接することができます。今後使えるものが見つかれば嬉しいです。
たくさんの会社が出店しているので,奥から順番に回り始めました。
地味に気になったもの。ハンドポリッシャー用のブラシ。数が出ないので受注販売形態になるのではとのこと。
ナルビーのスクイジーハンドルが使える3枚刃もいいし,そのプロテクターがハンドメイドだそうですごく気に入りました。
狐塚さんと会えたので,ストーンマスターの新井田さんのブースに行ってみます。正規の会社名は株式会社タックアンドカンパニーです。お世話になっています。
ストーンマスターオリジナルのダイヤモンドパッドが置いてあります。タックルボックスの中にはタイルのサンプルが置いてあり,フチオカのポリッシャーに給水タンクがつながれていて,実演できる状態です。石種は山西黒,緻密な組成で,中国産の有名な黒系御影石です。
やらせてもらいました。マイクロポリッシュの#4(400番),#5(800番)は僕も持っていますが,レジンのパターンは写真のものと全く違います。タイルに#5を当てると真っ白になりました。
ここから鏡面再生をしていきます。セレクトショップには#7(3000番)が出ていますが,#9までサンプルがありました。フチオカポリッシャーはかなり水しぶきを飛ばします。タックルボックスを使って多少防いではいますが,近くにいる人にも飛んでいます。それでも見る人がいるのは,やっぱり興味があるのでしょう。
初心者の僕はハンドルを持ってポリッシャーを押さえていたのですが,新井田さんがヘッドの頭を押さえつけて,パッド全面がフラットに当たるようにすることを教えてくれました。パッド面が斜めに当たると,エッジが効くので他の場所より深い傷ができるようです。
本来,水は常時供給ですが,現場ではそうもいっていられません。ため水をかけながら磨きます。狐塚さんには水をそばから持ってきながら,10時の部分を生かす回し方を意識するように言われました。キュッキュッと泣いたら水不足なんだそうです。
三歩進んで二歩下がるではありませんが,何度もやり直して#9での磨きが終わりました。ここで問題は黒御影石特有の問題,鏡面にはなっても白っぽいことです。ここで黒バフの工程を入れます。これがまた大変です。ほんのちょっとの水分でバフパッドを回転させ,摩擦熱でバフから石に黒い色素を刷り込んでいくのだそうです。暴れまくります。押さえつけるのが大変なので,ハンドルを持って軽く押さえる程度で回すようにしましたが,それで大丈夫です。
こんな感じに戻りました。
新井田さんのお話では,スポットの修正はともかく,大きな面積の研磨では黒バフが追い付かない,そこでバフなしで色味を戻せるパッドもできたんだそうです。どんどんアイデアが形になっていますね。
大変貴重な経験ができました。例えば「黒系御影石のカウンターに塩酸を垂らしたら白く跡ができてしまった…」みたいな状況で使えるお手入れ方法です。ただ,新井田さんもおっしゃっていますが,スポットの修正はポリッシャーよりもハンドパッドの方が楽だし早いのかもしれません。
今日は金曜日ですから,ゆっくりしていると次に行く場所が埋まってしまいます。終了を待たずにエキスポを後にします。北海道や名古屋から来てくれた同業の方たちも交えてなんとか研修会を開催できました。新橋の居酒屋で(笑。狐塚さんのお話はもちろん,小林さんのエアコンクリーニングの話,田島さんのアドバイス,竹内さんと加藤さんのやり取りは大変刺激的で勉強になりました。ですから本当に研修会なんです(照。棚瀬さん,山下さんとは次の機会にお話しできればありがたいです。僕は系列のお店で2次会開催中に早退しました。21:30上野発の高崎線に乗れば家に戻れます。無事にたどり着きました。皆さんお疲れ様です。
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