年に一度の床のメンテナンス
栄町のH様から,昨年末のお掃除の時に,ゴールデンウィークにまた床のお手入れを,とお話をもらっていました。お天気の良い日に,と検討しているうちに時期を逃されたようで,(4月後半からお天気が不安定でしたね),GW直前に今日をご指定になりました。
今日は予報で30度越えの夏日,暑くなりました。いくらか風もあり,床を洗う作業には良い日よりです。
三層構造無垢材を使ったフローリングです。上野住宅建材株式会社が推奨する洗剤とオイルを使います。施主支給です。先回はすでにオイルが固まり始めていたので,新しいものをご用意くださいました。
ハイドロクリーナーで洗い,乾燥してから,メンテナンスオイルを塗るという工程です。先回も書きましたが,洗剤は清涼感のある香りで,気持ちよく作業できます。ですがメンテナンスオイルはちょっと微妙なにおいです。そんな経験があったか定かでないのですが,描きかけの油絵がある美術室に入った感じといえば伝わるでしょうか。
今日はご主人のお立ち合い。いつも長時間の不便を辛抱してくださり,ありがとうございます。
先回床のメンテで4時間だったので,今回は最初の2時間をめどに窓のお掃除をしました。先回も窓は気になっていたのですが,仕上がった床に水を落としたくないし,オイル乾燥中なので防水シートは敷きたくないし…ということで別区画のお掃除をしたのです。
2時間あると意外に進めます。ガラス面をきれいにするのも重要ですが,網戸を洗い,レールをしっかり洗うことで長く美観を楽しんでもらえるはず。
床はこんな工程です。洗剤塗布,アジテーション。バキューム。水リンス,バキューム。マイクロファイバーで拭き取り。乾燥。オイル塗布,拭き上げ。
回収した洗浄液が,今回の成果。そして乾燥後,オイル塗布後の3枚。
なんとなく変わったというか,オイルを塗った後は輝いているように見えますが,肉眼では作業前と変わらない感じです。オイルは薄く塗り延ばし,15分ほど経ってからタオルでゴシゴシとなじませながら拭き取ります。塗るのも拭くのもなかなかの肉体労働です。
要領がよくなったのか,さらに時間が残ったので,気が付いた部分のお手入れ。
これって包丁メーカーのまな板です。木口が黒ずんでいたので削りました。結構楽しい作業です。
この後温水ピア+カスイを使ってみたのですが,木口は白くなるどころか,逆に黒ずんだりして。あく洗いはたいてい板の表面を扱いますからね。木口はまた別の方法が必要なのでしょう。
Hさんにお支払いとお土産を頂戴して撤収。H様,毎度ありがとうございます。お気遣いにも感謝いたします。
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