ダイキン最上位機種のエアコンクリーニング
4月末にメールでお問い合わせくださった上小塙町のT様。ダイキンのお掃除機能付きエアコンクリーニングです。
お掃除エアコン+壁掛オーバーホールのオプション付きでお見積り。ご注文いただきました。もちろん壁掛オーバーホールは配管の具合ではしたくてもできないことがあります。
Tさんのお宅は,無垢床材,塗り壁です。珪藻土刷毛引き仕上げというのでしょうか。真っ白な色調です。顔に出さないようにしているつもりですが,ビビります。配管は右下です。うーん。
Tさんが普段は置いてあるダイニングテーブルや敷物,エアコン下の棚から細かいものを移動して待っていて下さいました。ご協力ありがとうございます。
去年の秋にエアコン内の汚れに気付き,手の届かない場所なのでお掃除が必要と判断されたそうです。シーズン前に余裕を持ってのご注文,ありがとうございます。結果として考えると,もし暑い盛りにこのエアコンと対面したら,僕の頭はオーバーヒートしただろうと思います。
型式はTさんが最初のメールで寄せてくださったとおり,AN63KRP,2008年発売のダイキンフラッグシップモデルです。ひと通り試運転して,最後にエラーチェック。ちょっぱーさんに勧められたひと手間です。
内部設計はさすがダイキン。正面基盤のため,ストレスはありません。分解で外すべきものは右下の角に中継コネクタで集まっています。あとから考えると必要なかったのですが,外しやすいACも基盤側で外しています。ピンボケしています。
電光表示,うるさら部分のセンサー,ロボットのための3本を外せばOK城北。
さて,弟が,壁を濡らさないということを重視すると,背抜きにした方がいいんじゃない?と言います。僕は塗り壁・右下配管のときからひそかに断念していましたが,確かにその通りです。
それと,ルーバーモーター4個も関係しています。上下に3個,左右に1個使っていて,カバーごと2本のビスで固定していますが,背面からの1本に触れません。非接触型のファンモーターも抜けません。このまま洗うのは怖いですし,汚れも残しそうですし,壁側ボディーのどこから水が流れるかわかりません。
二人がかりで壁側ボディーを外しました。こうなると,組みこんであるものが簡単に外れます。実際,ファンモーターの防水壁,ファンとファンモーター,左側ベアリングのどこにもビスが使われていません。他にもいっぱいパーツがありましたが,主要な2つのクリーニング前後です。
今見て気付きました。ドレンパンのサビもかなり抜けてます。
残った熱交換器も,フルカバーの中で上下にマスカで包むようにして養生。配管下にわずか水が垂れた程度で収まりました。
ダイキン様。ドレンホースのビス,ルーバーモーター固定ビス,冷媒配管抑えに難があります。室内機を外して洗うのが理想ですが,町の業者はこんな風にして洗っています。壁に掛けたまま洗いやすいように,どうか設計を見直して下さい。
今日の作業時間は4時間でした。お昼を休まずに続けてさせていただきました。Tさんには作業中と,終了後にお茶を用意していただきました。Tさんのご実家は当店に近く,毎週のように来ていらっしゃるそうです。ご近所の方に呼んでもらえて嬉しいです。T様,このたびはダイキンお掃除エアコンのクリーニングのご用命をありがとうございました。
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