A様邸の洗面台天板にはジュライエローが使われています。これこそ地球の歴史というか,生物活動の痕跡を含んだ天然石材です。堆積岩>生物岩>石灰岩です。ジュラ紀の記憶です。
石灰岩ですから吸水性が高く,洗面台の周りなので,何かしらシミができやすいです。アルカリと過酸化水素水,ヒートガンも併用します。時間が短かったかな。写真のボウル右側は割と変化が大きかったですが,左やシングル水栓根元付近などは,前後で違うのですが,まだまだです。
同じ生物岩系石灰岩のライムストーン床の濃い茶のシミは同じ時間ですっかり抜けました。テラコッタ調タイルの方はうっすら跡残る。ほとんど,「お掃除を兼ねた実験」です。毎月触れるのが経験やノウハウの蓄積になります。ありがたいです。
Aさんが先回から5週間たったから,1週間の違いでカビが気になったという浴室。目立つほどでもないですが,目地などにやや。この目地も傷みが感じられるので,いつかカララントを塗ってみたいです。提案すればたぶんすんなりOKが出そう。あとはキッチン背面カウンターのビアンコカラーラも気になるし。
A様,いつも楽しくやらせていただいています。ありがとうございます。