先月23日に「エアコンクリーニング高崎」のメールフォームからお問い合わせでお見積りです。藤岡市篠塚にお住いのS様。「エアコン(パナソニック)3台とIHと魚焼き機とレンジフード」とのことです。
その後エアコンの型式,1台は珪藻土壁面に設置されていること,レンジフードやIHの型式,そして写真を送って下さったので,状況がつかめました。IHも魚焼きは未使用で,奥の排気口に落ちてしまった油汚れが気になるということです。
珪藻土壁面を濡らさずにエアコンクリーニングするのは難しいので,保留になり,エアコンは2台になりました。
パナソニックのシンプルなエアコンですから2台で3時間,レンジフードもファンケースは外せない型ですからIHを含めて1時間半と予想します。そこで,半日オーダーメイド+延長最大1時間半とお見積りしました。
ご主人が平日に休みを取れる日ということで,今日のご注文です。
無垢床材を使った素敵な平屋建て。お掃除が隅々まで行き届いています。そしてエアコンの部屋にもキッチン流し台の上にも物がありません。ご協力ありがとうございます。
さて,1台目のエアコン。ルーバーを開けて中を見た印象は「お掃除が必要なのだろうか?」
実際には,ファンから汚れが出始め,左右風向き板などに飛び散り始めていましたし,洗浄中の熱交換器からは,カビに反応している独特の戻り臭がありました。幼いお子さんがいるので,夏の間は28度の設定で連続運転していたそうです。空気清浄機も同時に動かしていたので,目に見える汚れの進行が少なかったのかもしれませんね。
1台目はタイトな設置状況でした。洗浄カバーが入りません。カーテンレールにちょっとどいてもらって洗いました。型式はCS-223CF-W,パナソニック2013年製です。
熱交換器側。あまり違いが判りません。
ファンとドレンパン。よく見ると黒い付着物が見えます。
2台目は両側にちょっと余裕がありました。こうして両側に20-30ミリでもあるとないのでは大違いです。
こちらは配管温度センサーの基盤側プラグを外しました。配管に2本装着されているのですが,場所も角度も悪く脱着が面倒な位置です。線を引っ張って断線しても困るし。1つにまとめたプラグを基板から外すのが正解だと思います。さてその熱交換器側。
ドレンパンの中の発泡断熱材は軽い力で剥がせるそうです。裏側がかびていることもあるので,外れる場合は外します。
エアコンの道具の撤収と,キッチンのお手入れ資材搬入が11時半。外せるものは外して外で洗ってもらいます。今日は温水エコソフィーで攻めてもらいました。最近の「お湯と中性洗剤で洗ってください」というレンジフードパーツは,塗装の風合いが変わりやすいです。
レンジフードはリクシルNFV-742です。なぜかシロッコファンは縦排気を右横に出し,ダクトは大きく反転カーブして左の壁面に取り付けられていました。真上に出せばダクトがもっと短くなると思うのですが。なんでだろう。
それはいいとして,これが整流板を開けた段階。お掃除後ではなく,お掃除前です。
パーツにいくらか汚れが見られましたが,さらっと洗える程度です。ファンとファンケース内には寄ってみます。
きれい好きのSさんが,間近で見ていらっしゃるので,お風呂用トレピカクロスとダイソーのマイクロファイバーを推薦しておきました。汚れを落とすけれど,素材に傷をつけないことに興味を感じていらっしゃる,というところがプロ並みです。実際,藤岡だというのにシンクや水栓根元が白くなっていません。クエン酸や重曹を使ってお手入れしているそうです。
きれいに管理されていたので,延長は1時間でまとまりました。これから外に出かけてお食事のようだったので,早く終わってよかったです。
ところが,僕の不注意でサンバーのエンジンがかかりません。バッテリー上がりです。ご主人が心配してくださいました。恐縮です。2時前に最寄りの提携会社からレスキューが来ました。お騒がせして申し訳ありませんでした。