下里見町にお住いのN様は10月になると半日オーダーメイドのご注文を下さいます。これで3度目です。今回は浴室,洗面台,トイレをご要望です。
いつもの通り浴室は弟に任せて,僕は洗面台とトイレを担当します。
1年で鏡は曇ります。
浴槽ヘリもざらざらします。
浴室ドアもカサカサしてきます。
さて,今日初めて使った酸性洗剤が良かった話です。
洗面台なのですが,水栓の根元や,石鹸置きの部分,ボウルも全体に茶色いのが分かると思います。地下水や河川を水源としている水道には,鉄分を含めて鉱物が含まれています。そういうミネラル豊富な水道の地域は水あかが付きやすいです。茶色(あるいは褐色)の水あかの成分が鉄分など,白くなるのがカルシウムなど,と大まかに考えています。
Beクリーンの加藤さんがプールや温泉で豪快に使っていらっしゃるんですが,クリーンパワーとクリーンマーカ―という北海道生まれの酸性洗剤があります。とんでもなく効き目が強くて,刺激臭が少ないらしいと聞いて,関心を持っていました。
それを班長の山下さんが実際に試してみて,クリーンマーカ―は,お湯で希釈した状態でも,浴室光沢壁面や扉の通風孔など,鉱物系水あかに効いた!ってレポートしてくれました。
そんなわけで,どうかな?と試してみました。すごい!うっすらとした茶色なら溶けていく。根元の堆積は明らかにもろくなっている。それなのにメッキも問題ないし,陶器釉薬にも影響がない。鉱物質の水あかがもろくなってくれれば,素材より柔らかいものでケレンできるので楽になります。
(しっかりメッキされたもの,塗装されたものは問題ないのですが,小端があったり,すでに傷が入っていたりするものは地金に作用するので当てないほうがいいかも)。
最後にうっすらと残るシリカスケールは,陶器の場合は磨いて落とします。水栓の間の細かい場所も,信濃に25ミリのパッドを装着。ベストベットで。
陶器釉薬のつやが戻ると気持ちいいです。
トイレはタンクレスのスリムなウォシュレット。尿石だと塩酸や硝酸が効果的ですが,陶器鉢内の吐水部分やシャワーノズル付近って水質による水あかも絡んでいます。なので,こんな汚れにもクリーンマーカ―が使えます。
1時間ぐらい出かけてきます,とお出かけになったNさんが,お昼にどうぞってお土産を添えて下さいました。毎度お土産付きです。結構遠くまで買いに行って下さったんですね。美味しくいただきました。
N様毎度ありがとうございます。