明日引き渡しと聞いているのですが,2度目のクリーニングに行きました。やはりちょっとでも室内で造作があると細かいホコリが舞って,静電気の作用でガラス面やサッシ枠に貼りつきます。
今日時間がかかったのはシンク。先日来たときは天板全体が段ボールで養生がされていて,開口部から見えるシンクはきれいでした。配管はつながっていましたがたぶん通水試験していなかったのでしょう。水あかもありませんでした。
朝,棟梁に何か気になることはないですか?とお尋ねすると,シンクに案内されました。「これって落ちますかね?」
上にある合板仕上げの収納に耐水塗装をしたのでしょうか?それがまたニスやラッカーのように硬化するタイプの塗料で,厄介です。それにしても,指で触って引きずった跡があり,これを拭かないで帰ってしまうのか???「変に触らない方が良い」と考えたと解釈します。
最近は塗料用シンナーではなくてレモンオイルを使っています。ところがオイルを直接垂らしてもびくともしません。次にネイルリムーバーをキッチンペーパーに垂らしで擦ってみました。少しずつ溶けて除去できました。
塗料は取れたのですが,はっきり跡が残ります。ステンレスは空気に触れることで酸化被膜を作り,それがさびを抑制するのですが,表面が何かしら反応して色合いが変わったのでしょう。
プレッシャーを感じながら石鹸クレンザーでマッサージしてみます。塗料の跡が消えましたが,今度はクレンザーでマッサージした部分がはっきり残ります。デリケートな材質のステンレスなんでしょうね。というわけで,シンク内から天板全体を石鹸クレンザーで磨くことになりました。
全体にスケルトンなデザインのお宅なんですが,キッチンも,この作業台天板が壁に取り付けられているだけです。IHも魚焼きがないので,全体の厚みが薄型テレビぐらいしかありません。
緊張しました。無事に除去できて良かったです。そう言えば洗面台の鏡もこの塗料がついていました。その手で触らないで!。お願いします(笑。