18日の晩にメールをいただきました。何度かお世話になっている棟梁のI様からです。
「いつもお世話になっております。新築の引渡し前ハウスクリーニングお願いできますでしょうか。4月29日(水・祝)*所在地*平屋25坪,
床はオイル塗装の無垢床なので、ほこり吸ってもらって乾拭き。サッシ硝子、キッチン、ユニットバスの仕上げクリーニングなど。
一度現場を見に来られるようでしたら、21~24日はだいたい現場にいます。以上につきまして、どうぞよろしくお願いいたします」。
当店はいまだにプチ閑散期ですし,新築引き渡しなら他の方との接触の心配が低いのでありがたい話です。
21日に下見に行きました。室内はほぼ仕上がっていて,Iさんは棚板の取り付け工事中。室内には富士通のエアコン3台セット,エコキュートやエアコン室外機には鉄筋入りの土台を作ろうとしています。29日には電気水道を使えるようにして下さるそうです。
弟が掃除機がけから始め,僕はキッチン周りから仕上げ拭き。最近の幅の広い掃き出し窓にはグリップがありますね。これがあると,重なり部分に拭けない場所が残ります。ツワモノならいったん枠から外すのでしょうけれども,グリップ取り外しで対応しました。鍵(クレセント)の召合かまちがちょっと傾いていたので,水平にして増し締め。(なんという部品かわからなかったのでGoogle先生に聞きました)。
単純にコーキングのはみだしと思ったら違いました。かなり難儀した場所。パナソニックで,目の細かい梨肌の天板です。ここに集中するあまり,壁面右手にある冷蔵庫スペースに貼ったキッチンパネルが手つかずで,Iさんに「ここもお願いします」と言われてしまいました(恥。
休憩中に室内を見渡します。差し掛け屋根構造です。スキップフロアになっていて,向こう側はプライベートです。ペンダントライトに貼りついているのは蠅取り紙ではありません。下目線で作業中でも気が付くようにする方法です。
屋根に上って窓ガラス。採光だけでなく,換気できるように縦すべりの窓です。
南側も窓が仕上がりました。
床の仕上げは,バブル水ですすぎながらマイクロファイバーです。ほとんど濡らすことなく粉塵を回収します。
1台だけフィルター自動お掃除機能付きでした。左横に30ミリほどの露出配管。配管はダクトをかぶっています。外はスリムダクト仕上げで,室外機は立派な土台に据え付けられています。
いろいろ関心を持ったところをカシャッ。玄関を入ると,奥はキッチンストックルーム。実際壁の向こうは冷蔵庫が置かれるようになっています。お買い物から帰って,持ち込んだものをすぐに降ろして仕分けができますね。
ひっかけシーリングのためにひと手間かかっています。
引き戸は初めて見る作りです。扉を吊るのではなくて,扉に掘った溝にフックが入り,位置を出すようになっています。床側はV型の戸車です。
給水管部材を塗装したように見えますが,インテリア用なのでしょうね。
アラウーノではないです。LIXILで,どっしりした陶器でできています。
Iさんは従来工法の棟梁ですから,設計士さん,施主さんと打ち合わせながら,どうしてもという時は部材の強度を上げてもらったそうです。心地よいお住いになるといいですね。I様,再び声をかけて下さり,ありがとうございました。25坪だと,2人でやる私どもにちょうど良いです。今回も楽しかったです。
家に帰ると「Goerlitz(ゲルリッツ)」の箱が届いていました。オゾン発生器以外にも,アシレックスシートや,楽しそうな刷毛,銀イオンスプレーなどが入っていて玉手箱のようです。銀印財団からの事業支援です。この時期に欲しいけれど資金が不足気味の私どもにとって大変ありがたいです。O3プレミアム工法の経験値を上げたいと思います。
感謝感激雨あられ