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定期的なメンテナンス

9月から毎月1日の予定をいただいている台町のO様邸。今日は寝室床のカーペット洗浄と壁面や建具を洗う作業の続きをさせてもらいました。

9月は屋上の高圧洗浄から始めたのですが,なんとなく防水塗装が透けている感じがしたのでご報告。ちょうど外壁の塗装も検討中でいらしたので,ミヤケンの無料診断を話題にしました。10月初めに行くと,ミヤケンに来てもらって工期も決まったとのこと。通りがかるのでときどき拝見していたのですが,10日に足場がかかって2週間ほどだったでしょうか。壁面もちょっと色を変えて仕上がっていました。

屋上はこれなら安心です。画像は9月の室外機周りの高圧洗浄前後,塗装工事終了後,それからこんなところにも手が入っていたという発見。ミヤケンの説明会では,建物維持管理にとって防水は最も重要と,塗装の意義を語っていましたが,こんなところにその気持ちが感じられますね。

さて寝室のカーペットは珍しい感触でした。天然繊維だということは感じるのですが,粗い織り方で,奥まで汚れが入ってしまう感じです。今回気を付けたのは濡らしすぎないこと。厚みが無いので,下地の木材からアクが戻ったら大変です。カーペットオールパーパスを前処理剤として使ってブラッシング。リンサーがけしました。

かなりはっきりと染みがあったので染み抜きも。残念ながら汚れの強い部分と染みは完全には抜けなかったです。衛生的には改善したはずです。リンサーの回収汚水は想像以上に汚れていました。

木製ブラインドは,ふわふわマイクロファイバークロス(ダイソー)で拭いたらかなり良い感触だったそうです。写真でも上下で色が変わっているのが分かるでしょう? リビングの分はもう少し横幅があり,縦に帯状の布が貼られている作りでした。そちらはレンジフードが近いこともあり,油汚れが強かったので時間がかかっていましたね。木製ブラインドは素敵ですが,お手入れが大変です。

カーペットに問題がおきました。全部ではないのですが,縮んでいるのが分かります。特に問題はリビングからの入り口で,見栄えが悪いですしつまずくことも考えられます。

Oさんに見ていただくと,そんなに気にならない,この辺はもとからこうだったような気がする…など優しい言葉をかけていただきました。Oさんによれば,思い出してみると麻のカーペットで,設計士がこだわって選んだものだそうです。大工さんは後の管理が大変だから反対されたのだとか。

剥がれた部分を見ると全面が黒いゴムで裏打ちされていて,床合板にセメダインのような接着剤で全面接着されていました。これは縮み始めたら剥がれますよね。ゴムに傷が無ければ水分は通さない気がします。このカーペットの場合,壁際に水分は厳禁ですね。洗い方も当店の通常の方法では対応できないようです。

それにしても出入り口は心配なので,後付けの対策をさせてもらいました。檜の細工材を使って,目隠し兼抑え込みです。室内側は面とりしてあります。20×5×900がちょうど良かったです。無垢なので汚れが付きやすいかもとお話しすると,じゃあ周りになじみますね,とあくまでも前向きに受けて下さいます。

O様,私どもの勉強不足と不注意で問題を起こしてしまい,申し訳ありませんでした。

ryo:
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