E様には,お風呂のクリーニングに呼ばれて以来たびたび声を掛けてもらっています。すでにフィルム状の水あかが固まっていて毎回苦戦していましたが,その後洗面台とお風呂がリフォームされてお手入れしやすくなりました。
新しくなってから気持ちが入ったのでしょう,壁面にかなりこすり傷が見られるようになりました。濃い茶色の光沢壁面なので,白い水あかが目立つのでしょう。
再生研磨によって可能な限り光沢を戻してから,毎日のお手入れについてお願いをしました。①天然ゴムを使ったパッドの浴室用スポンジ(通称ゴムスポ)以上のもので擦らない。②水あかは落とすのではなく作らない(とにかく拭くこと)。E様のお母様がとても真剣に聞いて下さって,そして実行してくださいました。
もう数年経過していますが,浴槽ヘリはツルツル,壁面の水あかは最小限,陶器洗面台ボウルは新品同様です!お母様が最後にお風呂に入って,ぬるめのお湯にゆっくりつかり,最後は水を抜きながら浴槽の掃除,体を拭いたらそのタオルで周りの水しぶきを拭き取るそうです。最後に洗面台をふき取って休まれるそうで,ツヤツヤのお風呂と洗面台が維持されています。なにか賞を差し上げたいほど素晴らしい管理です。
Eさんが配管内も気にかけていらっしゃるので,簡易的ではありますが配管洗浄。洗浄後,新しいお湯を張ってからもう一度追い焚きをすると,細かいものが出てきました。
浴室鏡と水栓つまみ。きれいに管理されているので短時間で元通りになります。
一応お手入れ後ですが,最初からこんな感じです。
これもお手入れ後ですが,ほとんど見た目に変化がありません。
僕の方は「キッチンハウス」というメーカーのキッチンをお手入れします。ごつい鉄板細工のファンケースは10ミリのボルトナット4本で固定。大きなファンモーターは別の固定脚にやはり10ミリのボルトナット2本で固定。どちらも重みがあるのでIH天板が怖いです。
ファンケースのさび色が目立ったので,酸で洗ってみました。
シングル水栓の向こうのコーキングが気になったので,シンクを磨いてからコーキング打ち直し。奥様にシンクが輝いていると喜んでもらえました。
エタノール消毒剤で床が白くなっているというお悩みです。ある程度の濃度を超えたエタノールは樹脂ワックスを白く変色させます。試してみたらすぐに溶けたので,目立つ部分を剥離洗浄。そんなに光沢が落ちた感じにならず,この変化も喜ばれました。
どうしたらいいかわからないお掃除のお悩みが解決すると喜ばれます。帰りに外の販売機で飲み物を選ばせてもらい,お見送り付きで撤収しました。E様,いつもありがとうございます。