先週に引き続き,W様邸のお掃除です。今回も出迎えてくださり,「リビングからどうぞ」と,私どもの動線を最優先。準備を整えて待っていてくださいました。
今日は主に浴室と階段壁にある24時間換気扇のお手入れです。比較的余裕のある内容ですとお話ししたら,浴室の暖房換気扇の分解掃除を希望する,と次点候補を挙げてくださいました。
階段の上にあるので,脚立に伸縮脚を装着して手を伸ばします。しばらく使っていらっしゃらなかったようですが,ファンが詰まっていますね。分解して,洗えるところは漂白洗浄。試運転では音が静かになりました。化粧板を復元してしまえば,何事もなかったかのようです。
暖房換気扇は壁設置の換気扇部分に,暖房機能型を取り付けたのだそうです。東京ガスなどで出しているお湯循環型暖房ではなく,シンプルにヒーター型です。暖房には即効性があります。
ご主人がへアスプレーを使うそうで,そのミストが原因だと思うけど,換気扇に時々カサカサ音が混ざるのだそうです。分解してみると,室内へ風を送る側には異常がなく,排気側のファンやケースにかさぶたのようなカサカサがびっしり。エアコンクリーニングのドレンパンで,スライムが乾いた症状に似ています。スプレーの糊の成分がある程度の濃さになり,乾くときに薄片になっていくのだと思われます。濡れるとべとべと貼りつくので,落としきるのに時間がかかりました。
Wさんが,設備やさんに教わったそうで,カウンターのエプロンを外しておいてくれました。同じ方法で浴槽のカウンターも外れました。普段手の届かない場所なので,カビがあり,水あかも堆積しています。酸洗浄+漂白でさっぱりしました。
カウンターも外れそうでした。裏側の化粧ビスを外して,つまみ下のフランジナットを外せば外れるはずです。もっと開口するスパナが必要です。もぐりこんで漂白洗浄しました。
縦長の鏡も磨きます。
傷は戻りませんが,水あかを落とせば壁面が明るくなります。先回は1500~コンパウンドとスポンジでうまく行った気がしますが,今回はウールパットで。でも番手が粗いものでも2000~だったので,意外に時間を取られました。
グレーチング部品もよみがえります。
カウンターは汚れを落とし,カウンターに隠れているボウルのヘリの茶色い水あかを落としました。見た目には大きく変わった感じがしないのですが,きれいになっています。
「お風呂は今日は使いたくない気分」,「面倒なところばかりで,すみません」とWさんにねぎらってもらいました。
お支払いと飲み物とお土産まで頂戴して撤収。道に出る誘導までしてもらって恐れ多いです。W様,いつも私どもをお引き立てくださり,ありがとうございます。