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自然素材の浴室クリーニング

今日はH様邸の浴室クリーニングに1日いただいています。何しろ素材が檜や自然石なので,慣れない私どもは少しずつ進めるしかありません。今回の主な内容は,露天風呂との仕切りに使われている掃き出しサイズのガラス4枚と鏡をメインとする水あか除去,その他の窓ガラスやレール,水栓金具等など。

とりあえずガラスにスクイジーをかけてみると,ガラスの外側,つまり露天風呂側に水あかが強く出ています。露天風呂や床面を洗う際に水道水をかけてしまったのかもしれません。ガラスに水道水は天敵です。雨水ではそれほどではありませんが,水道水をかけてそのまま乾燥させるとあっという間にうろこができます。

そんなわけで,浴室(室内)のお掃除なのですが,ガラスの外側から作業が始まります。ガラスの水あかを落とす作業は時間がかかります。その間に洗剤を効かせて落とせるのであれば,並行作業も可能です。(並行なんて言っていますが,どちらかというと石材の方に力を入れていたと思います)。

露天風呂十和田石の錆とエフロ,そして室内床(御影石)のもらい錆に手を入れました。最初は打ち水をして恐る恐るやっていましたが,最後は乾燥させてスポットで洗剤原液を塗る直接的な方法へ。これは当店の技術というより,洗剤の力です。良い方に出会いました。石材に最適化した洗剤や資材を自社開発しておられます。通常はここで公開するのですが,僕はほかの方に教わった立場ですので,控えます。

ガラスのうろこ落としは比較写真を撮るのが難しいです。まるで通常のガラスクリーニングのようですが,掃き出し4枚でたぶん4時間かかっていると思います。最後の2枚は,輝きを取り戻した水栓金具類。ちょっと鏡も映っています。水栓はほかに較べれば短い時間で輝きます。ただ,浴室に入ってぱっと印象を変えるのがこの水栓金具類の輝きです。

浴室に2人がかりで1日ってどうかと思われるかもしれません。料金も半端ではありません。でももっと手を入れられる場所はあるのです。特注の設備の場合,お手入れにはそれなりにかかることをお見知りおき下さい。

そんな当店の主張をすんなり受け入れ,お任せくださったH様,このたびはご用命ありがとうございました。当店も大変良い経験をさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

ryo:
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