衣料用漂白剤への誤解

いつかここにには250mg/L(250ppm)の次亜塩素酸水を1リットルあたり10円で作れると書かれています。この記事の書かれた日以降,消毒関係の製品の値段は高騰しているので,参考値です。

次亜塩素酸水の有用性に気づいて,しかも身近な漂白剤と炭酸水で好きなだけ作れることが分かってワクワクしたのですが,躓きました。ちまたにピューラックスがない!頼みのアマゾンも微妙。
ピューラックス600ml
ピューラックスS(食品添加物)1800ml

ものすごい塩素臭がする12%を使うか? やめた方がいいと思う。
12%次亜塩素酸ナトリウム500ml(食品添加物)

ピューラックスじゃなくても次亜塩素酸ナトリウム濃度6%の漂白剤があるはずと思っていました。ないんですね。キッチン用漂白剤に水酸化ナトリウムや他の界面活性剤が入っているのはわかっていました。だからワイシャツやタオルを漂白する衣類用の漂白剤を選べばいいと考えていたんです。ところがメジャーなメーカーの衣類用漂白剤には,やはり水酸化ナトリウムが添加されています。アルカリ剤と表記してある場合もあります。プライベートブランドのものも皆,添加物があります。

調べてみると,厨房・業務用の漂白剤で次亜塩素酸ナトリウムのみのものが見つかります。野菜や果物を洗ったり,まな板の殺菌に使うようですね。例えばアマゾンだと,こんなのがヒットします。成分は次亜塩素酸ナトリウムで,出荷時濃度が6%です。どちらも食品添加物グレードです。
サニクロール
サニクロン

開封後に次亜塩素酸ナトリウムは濃度が落ちていくものなので,一般家庭では5キロでも多いかもしれませんね。

そうなると,次亜塩素酸水を自作するよりも,できているものを買う方が手っ取り早いし,実用的なのかもしれません。ただ,自作に比べると単価が跳ね上がります。当店で仕入れたものは1000ppm10キロで約1万円。1000ppmなので4倍250ppmの40Lに薄めて使うとすれば,自作なら400円でできることになります。

出来合いの次亜塩素酸水を買う場合ですが,200から250ppmならそのまま使えるでしょう。500ppmなら倍に薄めて使えるでしょう。すぐ来るか,日本製か,製造年月日が確認できるか,箱タイプのものならコックが付いているか,レビューで致命的な欠点を指摘されていないかなどを冷静にご覧ください。

とりとめのない話になってしまいました。

追記です。僕は目を開けたまま顔に向かって200ppmの次亜塩素酸水をスプレーしてみました。鼻の奥に向けてもやってみました。刺激は感じません。拭き取らずに自然乾燥させたのですが,なんとなく皮膚が突っ張る感じが残りました。スプレー後30秒とか1分とか決めてティッシュなどで拭き取ると良いかもしれません。

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