天井埋めエアコン3台と壁掛け1台
先週金曜日に、社会保険労務士事務所を経営されているK様からお電話をいただきました。「天井埋めエアコン3台と壁掛けエアコン1台のクリーニングをお願いしたい」。
Kさんからの最初の依頼は2008年でした。その後2010年。2013年に伺った時は新築された素敵な事務所になっていました。ということで、よく覚えているのですが、先回伺ったのは10年前になるんですね。
当店は今年度、ゆっくりしたエアコンシーズンを迎えております。ですので、来週月曜日に来てもらえると都合が良いということで早速話がまとまりました。もっとも当店の作業スピードだと1日では難しいので10(月)、残りを11(火)ということで承りました。
昨日最初に取り掛かったのは天井埋め1方向、F50JCV、ダイキン2010年製です。K様のところでは200Vのエアコンも通常の電力で稼働しているので、通常の配電盤にブレーカがあってわかりやすいです。
僕の感覚では、ダイキンの天井埋めの場合、ファンが2本使われている2方向の方が分解しやすく、1方向はドレンポンプからファンモーター周りをごっそり外す必要があって面倒な気がします。
さすがに熱交換器は黒ずんでいて、高圧洗浄で出てくる黒いカスから、熱交換器のフィン側面にもカビが巣くっていたのが分かります。最初に2台の前処理剤はハイプロックスアクセルを使ってみました。
天井パネル(化粧板)も風向き板のモーターを取り外して漂白洗浄します。外したパーツのなかでも、ファンとドレンパンは劇的に変わります。
2台目は汎用壁掛け型。2010年ころは熱交換器左上のフックがきつくて苦手意識がありましたが、今回は右も左もサクッと復元できました。こちらはF25LTES-W、ダイキン2010年製。
さて1台目はちょっとファンの風切り音が大きい気がします。念のためもう一度分解組み立て。変わりません。言い訳っぽく聞こえるのを承知で原因と思えること。防音ウレタンの劣化、ファンモーター防音ゴムの劣化です。ファンとモーターの仕切り壁にウレタンスポンジが貼ってあるのですが、本来ファンケースに接しているはずのものがサイズダウンしてスカスカです。ファンの防振ゴムも、ケースの中でいくらか遊びが出ています。こういうところは、外して組むとそれまでの微妙なバランスが狂うのではないでしょうか。今後の課題です。
とここまでやったら精魂尽きた気がして、Kさんに今日はここまでで終わりにしたい旨お願いします。明日天井埋め2台を洗わせてください。
と逃げるように帰ってきたら、脚立と上履きを置き忘れてきました。今日はこれ以上無理って思いこむとこういう不注意が起きます。事務所にお詫びの電話を入れておきます。
今日も暑いです。今日のエアコンはスタッフの方々が普段通り働いている事務所に設置されています。2台あって、独立した系統なのが救いです。天井埋め2方向、F40KGV、ダイキン2010年製です。
玄関に近い側のエアコンから洗いました。
スタッフの方々もどのくらい汚れているのかや、家庭用エアコンの料金設定、どのくらいの間隔で洗ったらよいかなど、興味が尽きないご様子です。
1台目が2時間、2台目に取り掛かります。2台目のすぐ下のデスクの方は、私どもの作業に合わせて外回りに出かけて下さいました。ご協力ありがとうございます。
奥に位置するこちらのエアコンの方が汚れていたようです。洗浄廃水もなかなかの見映えです。
ファンはカビが胞子を伸ばしている印象で白っぽいです。次亜塩素酸ナトリウムの力で漂白除菌します。
やはり同じ型式だと、2台目はスムーズです。約1時間半で終了。お昼休み中に2台とも使えるようになりました。本来だと冷房でドレン排水が確認できるまで試運転できるといいのですが、大変暑いので、ご挨拶して帰ってきました。
冷えたお茶を頂戴して撤収。K様、このたびは再び当店に声を掛けて下さり、ありがとうございました。
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