室内機を外して洗うエアコンクリーニング
Y様のご注文で中古住宅のクリーニングに取り掛かっています。先月半ばに一度行って、水周りのクリーニングとエアコン1台を終了しました。リビングにパナソニックお掃除機能付きが取り付けられていて、右側が壁に近いです。化粧板を外して基板周りを見たのですが、「据え付けのままでは分解不能」と感じました。
この場合、室内機をいったん外して洗うしかありません。ということで今日は、はしごが必要な窓ガラス清掃を終えてから「室外機を外して洗うエアコンクリーニング」に取り掛かりました。
これが今回の分。CS-40DGX2Y-W、パナソニック2017年製。ヤマダデンキオリジナルらしいです。フィルターお掃除は、柔らかいフィルターをロール回転させてほこりをダストボックスにかき落とす構造です。これはクリーニングを終えた後の試運転です。遠くでパイプオルガンが鳴っているような動作音が続きます。
寒い日だったので、「強製冷房運転」スイッチがあって良かったです。それでもコンプレッサーが動くまで時間がかかってじりじりします。エアコンガスを室外機に回収させてから、配管を外します。ナットが回った時に全然音がしなかったので、ガスがしっかり回収されていたようです。
室外機を取り外して、壁面はいったんこんな感じになります。
配管に負担がかからないように、脚立で浮かせて分解に取り掛かります。
無事熱交換器だけになりました。
洗えないものもまとめておきます。
洗えるパーツがこちら。熱交換器は温水ピアで洗い、樹脂パーツは漂白剤で除菌仕上げ。
洗い終わったものを元通りに組んできます。基板内配線のクリーニング前後。2つソケットが余っている、って事前に確認しておくことは大切です。
壁にかけるところまで戻った室内機。
接続部ナットをトルクレンチで締めて、まずは配管内の真空乾燥。
ガスを通してからもスプレーでリークテスト。OK城北!
まずは空調試運転。室外機が元気に動き、暖かい風が出ました。次にフィルター掃除実行。最後に配管のテープを巻きなおして終了。試運転で問題があったら、またガス回収からの配管外しなので、立ち直れないほどがっかりすると思います。無事に動いて良かったです。
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